六本木未来会議読者の皆さま、メリークリスマス!
いよいよクリスマス本番ですね。六本木各地もイルミネーションに包まれています。そしてクリスマスからいよいよ年明けへ、本日のブログはこれからの季節にピッタリなこちら。
今年で6回目となった「Tokyo Midtown Award」は、デザインとアートの街・東京ミッドタウンが主催するデザインとアートのコンペティションです。(http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/index.html)
今年のデザインコンペで準グランプリを受賞した「ATARI MANJYU(あたりまんじゅう)」が、12月18日に商品化され、販売を開始しました!
今回は、このおまんじゅうをご紹介します。
おまんじゅうの紹介の前に、少しだけアワードの説明を...。
Tokyo Midtown Awardのデザイン部門は、メーカーではない企業(組織)が行うコンペティションでありながら、受賞商品が数多く商品化している極めて珍しいアワードです。
東京ミッドタウンのサポートにより、過去6回の受賞作品の中から、今回のおまんじゅうを含めて合計8つの作品が商品化しています。
デザイナーにとって、自分のアイデアが世の中に商品として売り出されるなんて、夢のような話ですよね。
このアワードで商品となり、爆発的なヒットを遂げた作家は、作品ロイヤリティで独立をし、会社を作ったとか作っていないとか...。おそらくデザイナーとしての飛躍の一歩になったことは間違いないようです。審査員も日本を代表するデザイナーやアーティストの面々。審査員のサポートも多分にしてあるようです。
毎年3月中旬に発表されるアワードの応募詳細や、過去の実績はウェブサイトをチェックしてみてください。(http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/index.html)
イベントでの展示の様子
※本年度の受賞作品と、商品化された商品は、ガレリア3Fサントリー美術館横のスペースで展示中です。
さて、ATARI MANJYU の話に戻りましょう。
この作品は、受賞作品の発表前に商品化の話が進んだ極めて珍しい作品。
そして、食品が商品化したのは初めてということもあり、味も気になるところです。
受賞者の武蔵野美術大学基礎デザイン学科在籍中の鈴木萌乃さんによると、大当たり(幸運)のシンボルとして用いられる「的」を饅頭にし、「矢の形をした楊枝でまん中を射ぬいて食べる」という縁起の良い作品。
「まん中を射ぬいたら願い事をして食べる」という食べ方まで提案している点が評価された鈴木さんの作品を、滋賀の老舗和菓子屋である「叶匠壽庵」が忠実に再現。的は、古くからおめでたい時に飲まれる祝い酒の意味を込めて酒饅頭で表現し、的のまん中へ願いを込めて射ぬく矢の楊枝は竹素材を採用しているそうです。
シンプルで温かみのあるパッケージの中には、5つのおまんじゅうと5つの矢が。
早速「願いを込めて」的のまん中を射ていただきました!
ほのかなお酒の香りがお正月に飲む甘酒をイメージさせる縁起物。外側はもっちりなのに、中のこしあんはさっぱり。ボリュームも満点で、1つでも十分満足する大きさです。
新しい年の幕開け、新年の縁起担ぎに縁起のよいお菓子として、また、これからの受験シーズンに合格祈願として。縁起物として、プレゼントとしても最適です。是非お試しくださいね!
【編集部 M】
「ATARI MANJYU」
5個入り1,260円
販売元:株式会社叶匠壽庵(0120‐257‐310)
販売店舗:伊勢丹新宿店・泉北タカシマヤ店・ジェイアール名古屋タカシマヤ店・寿長生の郷(すないのさと)。12月26日~仙台三越店・藤崎本店。販売期間は4月30日までの予定。