毎年恒例のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2013」を開催中の東京ミッドタウン。イベントがはじまったばかりの10月18日に、会期前半の目玉のひとつ、アトリウムで展示されている「Salone in Roppongi(サローネ イン ロッポンギ)」に行ってきました。
サローネ イン ロッポンギは、"世界に羽ばたく日本のデザイン"をコンセプトに、近年、世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」でも注目されている日本のデザイン力を紹介するイベント。今年のミラノサローネでもっとも話題を集めた、佐藤オオキさん率いるデザインオフィス「nendo」によるインスタレーションと作品を展示しています。
「ミラノサローネは、世界中から人々が集まる、まさに"デザインの祭典"。その活気に満ちた雰囲気を日本に持っていきたい、そしてたくさんの日本人が評価されていることを伝えたいという想いから、サローネ イン ロッポンギは生まれました。このイベントを通して、現地の空気を体感してほしいですね」
こう話してくれたのは、Salone in Roppongi実行委員会の引田舞さん。会場では、nendoのインスタレーションのほか、TOSHIBAやPanasonicなど日本企業が行った展示の映像も見ることができます。
インスタレーションの中には、nendoがこれまでミラノサローネで発表した作品や、IDC大塚家具とコラボレーションした新作デザイン「EDITION BLUE」の家具も展示されています。
無数に並んでいる白い輪は、1枚の板に切り込みを入れてゆっくりと引き延ばしたもの。無機質なはずなのに、どこか有機的な暖かみが感じられる、不思議な空間でした。ちなみにEDITION BLUEの家具には自由に座ることができます。サローネ イン ロッポンギの会期は10月27日(日)まで。みなさんもぜひ訪れてみてください。
初日ということで、佐藤オオキさんも会場を訪れ、さまざまなメディアの取材に応じていました。ミラノにもオフィスを構える佐藤さん、きっと分刻みのスケジュールだと思いますが、どの取材にも丁寧に対応されていたのが印象的でした。
六本木未来会議も、会場近くのカフェでインタビューをさせていただきました。佐藤さんが話してくれたのは、ミラノサローネへの想いや、今回のイベントへの意気込み、さらに学生時代の思い出まで......。その内容は、11月6日(水)にクリエイターインタビューとして公開します。こちらもどうぞお楽しみに!
編集部 飯塚
【information】
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2013
会期:10月18日(金)~11月4日(月・振休)
http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2013/