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【展覧会レポート】サントリー美術館「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 -江戸の芝居小屋-」

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update_2013.02.14

最近よくニュースで歌舞伎界のことを耳にしますね。


歌舞伎といえば、遂に4月に第五期歌舞伎座が建て替えを終え、開場します。その新開場を記念して、サントリー美術館では、「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 -江戸の芝居小屋-」が開催中です。

suntory kabuki - 15.jpg


近世における芝居小屋から、現在へとつながる歌舞伎の劇場空間が成立するまでの歴史を、絵画作品を中心に楽しむことができる、というこの展覧会の内覧会にお邪魔したので、その様子を少しご紹介させていただきます。



 

まずは、「劇場空間の成立」から。

 

suntory kabuki - 03.jpg


戦国時代が終わりを告げ、それまでは戦に向かっていた人々のエネルギーが、踊りや音楽など、「華やか」なものに向かっていきました。その一つに、「かぶき踊り」という踊りがあり、この出雲阿国(いずものおくに)という女性が舞った踊りが歌舞伎の始まりといわれているそうです。

 

江戸時代の歌舞伎の芝居小屋は、非日常的世界へと誘う夢の空間、だったそうですが、庶民の方が非日常を日常的に求めて発展した文化なのですね。展示空間では、芝居小屋の絵画をはじめ、その発展の歴史にふれることができます。

 

次に、「歌舞伎の名優たち」にスポットがあたります。

 

suntory kabuki - 13.jpg

江戸時代の歌舞伎役者たちは、人々の憧れのスター。ここでは、役者のブロマイドであった役者絵や、役者の愛用品を通して、当時の歌舞伎役者がいかに人気があったのか、彼らの活躍を伺い知ることができます。

 

suntory kabuki - 09.jpg

展示途中に芝居小屋を再現した空間も楽しめます。

 

そして最後に「芝居を支える人々」が登場します。

 

歌舞伎は、役者と観客のやりとりを含め、劇場を中心に発展してきた芸能です。舞台では、この観客が大きな役割を果たしてきました。「贔屓連中」という特定の役者を組織的に後援するシステムが、江戸時代に既に確立していたそうです。公演中の掛け声はもちろんのこと、襲名の際のバックアップ、新しい衣装の手配、他の観客の動員など、いわば歌舞伎の発展にはなくてはならない存在だったのですね。歌舞伎役者は当時のファッションリーダーでもあったようで、その様子も絵画で知ることができました。

 

 

歌舞伎というと、どうしても古典芸能のように、現代では遠い世界に感じてしまっていましたが、サントリー美術館での展覧会を鑑賞した後は、とても身近な存在に感じることができました。例えるならば、今、誰か好きな芸能人がいて、その人のファンクラブがあって、一生懸命応援している、という姿と重なったのです。今では日本の中にとどまらずに活躍しているAKBの劇場空間も、沢山の現代版「贔屓連中」が存在し、役者である女性たちを支える、という構図にあてはめてみると、更に歌舞伎が近くに感じました。

 

 

 最後に、展覧会会場では、歴代歌舞伎座の模型が展示されていました。私の最新の記憶は、第4期のもので、4月にオープンする第5期も大変楽しみにしていますが、初代歌舞伎座であった、第1期の際は、外観は洋風だったのがかなり意外でした。中は、檜づくりだったそうですが、シャンデリアなども配されていたそうで、私の想像する歌舞伎座のイメージとは大分かけ離れていました。

suntory kabuki - 07.jpg

 

春になったら歌舞伎鑑賞にでかけてみようと思います。

 

【展覧会情報】


[展覧会名] 歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎-江戸の芝居小屋-
[会場]   サントリー美術館
[会期]   2月6日(水)~3月31日(日)
[開館時間]10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)
       ※3月23日(土)は「六本木アートナイト2013」のため24時まで開館
[休館日] 毎週火曜日
[入場料] 一般 1300円、大学・高校生 1000円、中学生以下 無料
[住所]  東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

※会期中展示替えがございます。

 

編集部 井上

 

歌舞伎座の建て替えを手がけられた、建築家・隈研吾さんの六本木未来会議でのインタビューはこちらから。

 

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