最新のデザイン情報などを紹介している雑誌AXIS。紙面では、今月の六本木未来会議にご登場頂いた鈴木康広さんのコラムや、第一線で活躍されている著名なデザイナーのインタビューなど、様々なデザインに関する記事な紹介されています。<>
個人的にも好きな雑誌なので購読しているのですが、今月号の特集の中で「ニッポンを語る」と言う特集がありました。この特集の中では、海外の著名なデザイナーや建築家、発明家、編集者など、それぞれ専門分野で活躍する7人の外国人が、日本の可能性と未来について語っています。
各ジャンルのスペシャリストから見た日本の印象や視点はとても興味深く、読み進むに連れて、改めて日本の素晴らしさや問題点に気づかされるのですが、個人的にちょっと興味深く面白いなと感じたのが、バーギット・ローマンさんの記事。
彼女はdesignboomの編集長として、デザイン系ウェブサイトの先駆者的な存在の人物。
記事の中で日本の美術館に行った時のエピソードが書かれているのですが、そのエピソードがちょっと面白く、また自分もそんな行動をしていたのでは?っと一瞬考えてしまいました。
それは、日本人が美術館で絵などを見る際、まず対象に近づき細部を見てから、絵全体を見渡していると言う事。 ローマンさんいわく、ヨーロッパの人は絵を見る時のプロセスが日本人と逆の人が多いようです。
絵の見方について、どちらが正しいと言う事ではないのですが、そのような違いが、デザインにも影響しているのではないかという、彼女の視点にも関心させられます。
機会があれば、この六本木未来会議でも海外の著名なクリエイターにご登場頂き、お話をお伺いしてみたいという希望もありますが、まずは次回美術館に行った時に、どの様に人がアートを鑑賞しているのか、こっそり観察してみようと思います。(笑)
編集部 I