明日(10/31)から開催のDESIGNTIDE TOKYOのオープニングパーティへ行ってきました。
「思考をトレードする場」と称されるDESIGNTIDE TOKYOは、インテリア、プロダクト、建築、グラフィック、テキスタイル、ファッション・・・など、カテゴリーを設けず、どんなジャンルでも、生活をよりよくするための行為をデザインと位置づけて、毎年そのデザイン行為が形になるまでの思考そのものを発表して、思考と思考をトレードし、新しい思考と形がうまれる場とするイベント。
2008年より、秋のデザインイベントが行われる時期には東京ミッドタウン・ホールを会場に展開していています。まずチェックしたいのは、毎年変化する会場構成。
以前六本木未来会議の谷尻誠さんのインタビューの中でも少し触れましたが、展示をメインとするDESIGNTIDEでは、その展示会場がどのように構成されるかが、ひとつの大きな見所となっているのです。今年構成を担当したのは、織咲誠さん。森の木の下で作品が展示され、その周りを来場者がとりかこんで、交流する場を演出しています。(詳細はコチラ)
毎年多くの人でにぎわうDESIGNTIDEですが、今年は、ブースからブースへの移動がとても自然にできる場となっていて、ここをみたら、次こちら、というように順路を決められる窮屈さがなく、縦にも斜めにも横にも移動できる感じがとても気に入りました。
会場構成をチェックした後は、デザイン展示へ。デザイナーの新しいアイディアと作品が発表されています。招待作家区画もあるので、現在の日本のデザインの潮流を知ることができるのと、国内外からデザイナー、メーカー、バイヤー、ジャーナリストが集まる場ともなるので、単純に作品を見る楽しさもありながら、ここから何かが生まれる、交流する場がたくさん出来上がっていました。
見るだけではなく、買うこともできるのがこのイベント。TIDE Market では、実際にその作品をつくったデザイナーさん本人が販売ブースにいるので、交流しながら商品を買うことができます。
そして、様々なトークイベントを楽しむことができる、TIDE Table も明日から開催されます。実際にデザイナーさんからお話をきくことのできる貴重なチャンス。六本木未来会議の谷尻誠さんや、11/7 にインタビューが公開される、長坂常さんなど、ジャンルを超えた国内外のデザイナーさんやTIDEに関わる方々の話をききにいってみるのもいいですね、、、。各回90分となります。
会場の外のフォワイエスペースでも数々の展示があるので、だいたいじっくりみると2時間くらいはかかるかな、と思います。トークもいれると3、4時間コースでしょうか。
多くのデザイナーさんやクリエイターさんも必ずチェックするこのイベント。見るだけでなく、買って、聴いて、交流して、何かがここから生まれる、すこし表現がふるいかも知れませんが、一粒で何度もおいしい、そんな内容です。ここ以外でも本当にたくさんのデザインイベントが六本木界隈やそのまわりのエリアでも展開中です。是非、今週末は、遊びにきてください!
編集部R
DESIGNTIDE TOKYO 2012 概要
【会場】
東京ミッドタウン・ホール(メイン会場)
【開催日時】
2012年10月31日(水)~11月4日(日)
11:00~20:00(最終入館19:30)
【入場料】
1日:¥1,500(学生¥1,000)
会期中 3日:¥3,000(学生¥2,000)
※学生割引は要学生証提示
【お問い合わせ】
https://designtide.jp