いよいよ東京がデザインイベント一色になる10月がやってきました。これから特に六本木周辺では、見逃せない展覧会が目白押し。六本木未来会議編集部ブログでも紹介をしていきますので、特にデザインファンのみなさんは今月のブログは要チェック!です。
まずは、東京ミッドタウン・デザインハブで本日より開催している「ムサビのデザイン 武蔵野美術大学のデザインコレクションと教育」展へ。
今回の展覧会は、武蔵野美術大学 美術館・図書館が収蔵する40,000点を超えるデザインコレクションのうち、1950年代から70年代までのポスター、椅子、雑誌、工業製品、玩具等約200点もの作品を公開しているとても貴重なものです。
まず目にとまるのは、入口の展示。ここは是非、会場にきてチェックしていただきたいのですが、細い光のライトのように見えるこの部分で、無数の作品が展示されています。
日本にはデザインミュージアムがないので、アートに比べるとコレクションを見る機会がぐっと少ないのですが、今回は大変貴重な資料とも言えるデザインのコレクションを通じてデザイン歴史の潮流を俯瞰できるまたとない機会となっています。
会場の様子
亀倉雄策さん、田中一光さん、細谷厳さんなど名だたるデザイナーさんのシルクスクリーンのポスターがこんなに近くで凝視できる機会はほとんどないです、と展覧会ご担当の方からも教えて頂きました。
椅子については、何十年も前のものなのですが、古いと感じることがないところが印象的でした。反対に、書籍や雑誌などはその時代を映し出すものが数多かったです。雑誌などは展示されているので表紙だけしか見られないのですが、ページをめくって中まで読みたくなるような興味をそそられる表紙コピーがたくさんありました。例えば、「宝島」の「an an、nonnoにでてくる京都なんてどこにあるんだ」という特集は是非読んでみたい。
オープニングにあわせて、トークイベントが開かれていて、六本木未来会議第2回にご登場いただきました、廣村正彰さんも会場にいらっしゃっていました。
この展覧会は入場料無料となっています。編集部のオススメは、21_21 DESIGN SIGHTで開催中の企画展「田中一光とデザイン前後左右」とあわせて楽しむコースです。今月末にはTokyo Midtown DESIGN TOUCHやDESIGNTIDE TOKYOもはじまります。今秋は六本木でデザインクルージングを楽しんではいかがでしょうか。
編集部アシスタントS
【展覧会情報】
[展覧会名] 東京ミッドタウン・デザインハブ第36回企画展「ムサビのデザイン 武蔵野美術大学のデザインコレクションと教育」展
[会場] 東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5F)
[会期]2012年10月5日(金)~11月4日(日) 11:00~19:00
[料金]無料
[住所] 〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F