今回は六本木を飛び出して、銀座で開かれている「銀座目利き百貨街」のレセプションに行ってきました。なぜ銀座まで足を運んだのか・・・もちろん理由があります。
ただ今銀座で開かれている銀座目利き百貨街は、きれいに足並みを揃える「製品」然としたものよりも、個人の眼を通して選ばれた不揃いながらゴツゴツと手応えのあるものを見たい。評価の定まったものよりも、選者の視点の独自性を尊重し、さらに自分の眼をぐぐらせて価値を判定したい。世の中のそんな気分に呼応するように、日本デザインコミッティー会員の方々によって開催されている展覧会で、2年前に開かれ今回が2回目となっております。
今回の参加者は49名で、会員と会員が招いたゲストの方々が店主と店舗となり展開されています。
なんと六本木未来会議でもインタビューさせていただいた柴田文江さんや佐藤卓さんをはじめ、サントリー美術館のデザインをされた隈研吾さんも参加しており、Tokyo Midtown Award デザインコンペ審査員である原研哉さんが企画・編集を務めているということで、六本木に関わりのある方々も多く参加している展覧会なのです。
早速会場に着くと、すでにたくさんの人が・・・並んで受付を済まし中へ。
素敵なビュッフェとお飲み物も準備されていました。
軽くつまめるビュッフェがとても可愛く盛り付けされていて、私たち編集部もテンションアップする中レセプションが始まりました。
まずは原研哉さんよりご挨拶。
そして日比野克彦さんからもお話と乾杯の挨拶があり、みなさんで乾杯!
日本デザインコミッティーの皆さま仲がとても良いそうで、そんな雰囲気も伝わるご挨拶でした。
それでは、いくつか作品をご紹介させていただきます。
柴田文江さんの「此木家」。
佐藤卓さんの「くたくた家」。
隈研吾さんの「クマヤ」。
日比野克彦さんの「日比の屋」。
原研哉さんの「原やんけ堂」。
会場にいらっしゃった原研哉さんはとても熱心に作品の説明をしていました。
なんとここで展示されている作品は商品であり、買うことが出来ます。フリーマーケットのようにわくわくしながら鑑賞できる、一味違った展覧会となっており、すでに完売してしまった商店もありました。
私たちが注目したのは作品もさながら、各作品の上にかかっていた幟です。お店のように店名が付けられいて、その上にはさまざまなロゴが。こちらのロゴを全てデザインされたのが、なんと佐藤卓さん!店主の名前をもじったり、素敵なロゴがたくさん掲げられておりますので、ぜひこちらも注目してみてください。
こちらで紹介させていただいたものはほんの一部で、とてもユニークな商品が沢山並んでいる展覧会。個人的にですが、パラダイス山元さんの商品がとても面白くてお気に入りです。ご紹介させていただきたいのですが・・・そちらはぜひ足をお運びいただき、生でご覧になってください。
編集部アシスタントS
【展覧会情報】
[展覧会名]日本デザインコミッティー創立60周年企画展 銀座目利き百貨街2
[会場] 松屋銀座8階イベントスクエア
[会期]2012年9月26日(水)~10月1日(月)10:00~20:00
[料金]一般800円、高大生600円、中学生以下無料
[住所] 東京都中央区銀座3-6-1