六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをリレーで繋げる当企画。第1回は六本木未来会議の井上編集長が登場です。
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
「大人でいるのが楽しい街。」
大人であるほどこの街の楽しさがわかる、というイメージが六本木にはあります。10代のころより20代、20代の頃より30代。ここにいると、若かったあの頃に戻りたいな、とはあまり感じないのです。もっともっと大人になりたいな、と思わされる街です。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
1位 六本木アートナイト(お店ではないのですが)
2位 香妃園の鶏にこみそばとポークカレー
3位 孫のあんかけ海鮮炒飯
パリでNuit Blanche(白夜)というオールナイトでアートを楽しむイベントがあるのですが、その東京バージョンがここ六本木で毎春行われています。夜×アートというのがこの街らしくて、毎年楽しみにしています。
Roppongi Art Night 2012 Foot Prints of Life by Yayoi Kusama
Roppongi Art Night 2012 Mid-Space
Roppongi Art Night 2012 花子 by Yotta Groove
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
まず明るいうちは東京ミッドタウン・デザインハブの打合せ室から見える、広大な緑地の風景です。高すぎず、低すぎず、絶妙な高さなところが気に入っています。1Fあがってしまうと全く違った見え方になるので、不思議です。
夜は、六本木ヒルズ方面に向かうTSUTAYA ROPPONGI前のカウンターヴォイド。六本木で働くことになった時に初めて見て、都心の風景だな、と実感した思い出があるんです。あまり通ることはないのですが、すごく印象に残っています。あとは帰り道に出会う「東京タワーがある風景」です。
Tokyo Midtown Design Hub の会議室から見える風景
Counter Void by Tatsuo Miyajima
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
六本木という場所柄、アフター5という感覚があまりなく、仕事上、アフターミッドナイトのほうがしっくりくる感じますが....。仕事が早く切り上げられるとしたら、ハッピーアワーのあるバーで、軽く一杯などでしょうか。あとは、やっぱり体を動かすことです。六本木の中には、続けて通いたくなるジムやスタジオがありますが、屋外でヨガなどを気軽に楽しめるイベントもあり、夜の街というイメージを持っている人からするととっても意外なアフター5の過ごし方があるのがお気に入りです。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
異国情緒あふれるマッサージ店で疲れた体をリフレッシュすること。本当に疲れた時は、ほとんど病院に行くような感覚でお店に訪れます。何がすごいかというと、深い時間になってもあいているので、飲みすぎてしまったときでも、仕事終わりが深夜をまわってしまった時でも、閉店時間を気にせず通えるところ。一番びっくりするのは、そういうお店の混雑する時間が朝の7時だったりするんです。夜営業していたお店のスタッフさんが仕事終わりに立ち寄ったりするみたいです。六本木は夜も元気なんだな、と実感する瞬間です。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
オランダのグラフィックデザイナー、ディック・ブルーナさんがデザインしている、「ミッフィー」です。絵本などで馴染みがあり、小さいころから好きだったのですが、大人になってからあれがグラフィックデザインであることを知りました。一本の線と、ブルーナカラーと呼ばれる6色のみを駆使したデザイン。そう思うとまったく見方がかわりました。今デザインというと近寄り難い、とか、ちょっと格好つけているもの、というようなイメージがあるのですが、こどもの頃から親しんできたものが、気づいたらデザインだった、気づいたらアートだった、といった形で気持ち的にもっとデザインとアートが身近になったらいいな、と日々思いながら六本木未来会議に携わっています。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
「街にいる人、くる人がもっと六本木を知ること」です。六本木でずっと苦手だったエリアがあったのですが、帰り道毎日通っていたらどんどん愛着が湧いてきて、すごく身近になったんです。街と自分の距離が近づくと、その愛着が街に伝わるのではないでしょうか。
no.001
井上ルミ子さん
30代・会社員
六本木歴9年