六本木未来会議の最新記事、「トラフ建築設計事務所」のおふたりのインタビューはもうお読みいただけましたか? 今日は、トラフの鈴野さん、禿さんの原点ともいえる場所で開催中のトラフの個展に行ってきました。
会場は、東京、目黒通りで人々に親しまれたホテルをリノベーションして生まれた文化複合施設「CLASKA」にある「Gallery & Shop "DO" (ドー)本店」。CLASKAはホテルやギャラリーが併設されていて、いかにもオシャレそうなイメージを抱いて辿り着いたのですが、外観はこんな感じで、ちょっとイメージとは違うな~、と思いながら中へ。
しかしながらやっぱり、エントランスから、センスが「ぴかり」と光るものが置いてあります。
そして、中に入ると、ホテルのレセプションデスクとカフェが。
そして念願の「トラフのコローロ展」の会場である2Fへ。
すぐに目に飛び込んでくるのは、「空気の器」の数々のインスタレーション。空中に浮いていたり、ぽよん、ぽよん、と動いていたり、お花が飾られていたり、ミニチュアがあったり...。蛍光色の発色がすごく綺麗で印象的です。名前の通り、エアリーなので、空間に柔らかい印象を与えます。
そして注目がトラフ建築設計事務所の最新作「コロロデスク」と「コロロスツール」。"自分だけの空間をもつことができる"と書いてあったので、早速座ってみました。すごく不思議な感覚なのですが、本当に自分と外界がすっと切り離されて、自分だけの空間が目の前に広がります。
自分だけの部屋に帰ってきたような、そんな感覚になります。小窓がついていて、開閉できるようになっていて、バリエーション豊富にデスクを飾ってしました。とにかく、気になる小物が飾られていて、デスクとスツール以外にも見どころ満点です。
このバッグが気になったのですが、このスペースは竹原文子さんによるスタイリング。
気になるお値段は、、。
「コロロデスク」が68,000円、「コロロスツール」が26,000円(ミナ ペルホネンとのコラボレーションバージョンは31,000円)と比較的お手頃。
その他にも、トラフのプロダクトや書籍が展示・販売されています。少しだけ紹介します。
私がトラフの作品の中で今一番気になっているもの。コンセプトが素敵です。
gold wedding ring
シルバーで薄くコーティングを施したシンプルなかたちのゴールドリングは、時間の経過とともに、ゴールドの地肌が見えてきます。表情の変化を眺めるたび、二人が共有している時間を感じることができます(テキスト:トラフ建築設計事務所HPより抜粋)。
未来会議のインタビューの中にもでてきた「スカイデッキ」。
「tape hook」。壁にペタっと貼って、眼鏡やアクセサリー鍵などいろいろ掛けることができます。
「木のポケット」。iphoneスタンド。
8年前、トラフのおふたりが会社を設立するきっかけとなった、最初の作品、「テンプレート イン クラスカ」の模型もおいてありました。
このCLASKAのホテルの客室の内装デザインがふたりのトラフとしての初めてのお仕事だったそうです。トラフという名前は、当初は、このプロジェクトのためだけにつけたものだったとか!その後、CLASKAの屋上にある「テーブル オン ザ ルーフ」も手がけることになったり、スタート時、事務所もCLASKAの7Fにあったレジデンスにあり、5年間、事業もこのCLASKAで展開していたのだそうです。まさにトラフにとってはここが「拠点」なんですね。
「テーブル オン ザ ルーフ」
CLASKAの屋上にある大きなテーブルのような舞台のようなプロダクト。ここでは、朝ヨガイベントや、ルーフトップシネマと題して、オープンエアで楽しむ映画、夜星を見ながらのピクニックも開催されています。詳しくはこちら。
テーブル オン ザ ルーフから六本木方面を見た風景。
展覧会場はShop と同空間にあり、ここでも気になるプロダクトがたくさんありました。このチビ麦藁帽子もとってもキュートなので、写真をパチリ。いつも素敵なハットをかぶって登場する、六本木未来会議編集部、不動の制作担当、Kくんが頭をよぎりました。
トラフ「コローロ展」は9月9日(日)まで。
来週土曜日にはトークイベントも開催されるみたいなので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
編集部R
【展覧会情報】
展覧会名:トラフのコローロ展
[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店
[会期]開催中~9月9日(日) 11:00~19:00
[アクセス]http://www.claska.com/access/index.html
※8月25日(土)には、「空気の器」ワークショップとトークショー「コロロデスク/コロロスツールの開発プロセスあれこれ」が予定されています。詳しくはこちら。
※9月4日(火)には、実際トラフがデザインした部屋も見学できる、トークセッション&パーティも。詳しくはこちら。