今日は面白い本のご紹介です。
現在本サイトでcoming soon状態となっている、グラフィックデザイナーであり、「21_21 DESIGN SIGHT 」のディレクターの一人でもある佐藤卓さんが今までに携わった仕事がズラリと紹介されていて、一つ一つ「なぜこうなったのか」「こうなるまでのプロセス・誕生秘話」などが佐藤卓さんの言葉で紹介されています。
冒頭に面白い本、と書きましたが、その面白ポイントを下記に(勝手に)2点だけ書きます。
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知っているプロダクトがたくさん出てくる。
この本には「ロッテ キシリトールガム」や「ゼナ」、銘菓「チロリアン」などなど、たくさん知っている製品が登場します。身近にあるモノたちが、想いと在るべき姿がデザインとなって、存在していることに、ハッと気づかされました。
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有名・無名に限らず、モノには必ず「そうなった経緯」があるのか! と気づいたけれど、それは当たり前だった! とさらに気づく。
まだ読んだことのない方は読んだ方が良いですよ。
自分も編集という仕事に置き換えて、自分が今進行している案件は、しっかりと「在るべき姿」を捉えているのか? と自問自答することにします!
特にグっときたのが26ページの「失敗した仕事」。最後の「多くの人が具体的なデザインに参加して出来上がったもので成功したためしはない。」という部分です。写真をよく見てください。力が入りすぎて右手の親指の爪が白くなっております。それくらいグっときているんですね。
佐藤卓さんは明後日7/4の11時の更新で本サイトに登場していただきます。佐藤さんが考える、六本木をデザインとアートの街にするためのアイデアは必読です。
最後に、この「六本木未来会議」というサイトの内容やコンセプトを説明しているページがこちらにあります。もし良かったら見てみてくださいね。
編集J