今回の六本木グルメレポートは、ジェラート屋さん。ひそかに"ジェラート激戦区"と言われることのある六本木エリアですが、その中で、六本木在住のデザイナー・柴田文江さんが「6×6 ROPPONGI DESIGN & ART MAP」でおすすめしている「ジェラテリア ピッコ」に行ってきました。
とはいえ、街ではクリスマスディスプレイも始まり、コートを着ている人を見かけることも多くなってきた、冬の入口の季節。
編集部からの「ジェラート食べてこない?」とのお誘いに、ちょっと季節外れじゃないか......? と思いつつも、マップを頼りにお店を目指してみました。場所はTSUTAYA TOKYO ROPPONGIそば、テレビ朝日の向かい側。
ビルの隙間にすっぽり挟まれたような佇まいが面白く、気取りがない店構えで、男性ひとりでも入りやすそう。柴田さんのコメントによれば、北アルプス直送の牛乳を使用している「絞り立て牛乳」がおすすめだとか。
さっそく店内に入ってみると、9種類のメニューが並んでいました。左から、「絞り立て牛乳」「キャラメル」「アップルパイ」「ブルーベリーヨーグルト」「むらさき芋」「フランボアーズ」「洋梨」「チョコレート」「抹茶」。どれもおいしそうです。
せっかくだからトリプルにしようとしたのですが、どれを組み合わせればいいのか、なかなか決められない! 「絞り立て牛乳」はマストとして、「アップルパイ」が気になるけど色が似るし、「チョコレート」もおいしそうだけどシンプルすぎるかも......。きっと、こうして組み合わせをえるのも楽しみのひとつなんでしょうね。
結局、チョイスしたのは、「絞り立て牛乳」「むらさき芋」「抹茶」の3つ。写真写りを考えてカラフルなものを選んだつもりが、おじいちゃんが好きそうな渋い色味になってしまいました......。
食べてみると、色の組み合わせはともかく、味は想像以上。素材の濃厚な味と自然な甘みで、途中からはスプーンすら使わず夢中で食べ続け、5分とかからず完食してしまいました。季節外れなんて言って、ごめんなさい!
口の中が幸せな状態のまま、スタッフの大塚麻由さんにお話をうかがいました。大塚さんによれば、ジェラートは乳脂肪分が一般的なアイスクリームの半分程度。空気含有量が少なく、そのぶん密度が濃くて「ギュッ」としているんだとか(写真は「ギュッ」を実演してくれたところ)。
あっさりしているのにコクがあるのにも納得。ジェラートはすべて当日つくっていて、メニューは季節や天気によって毎日変わるそうです。
ちなみに、トップページでも告知しているように、この「6×6 ROPPONGI DESIGN & ART MAP」を道しるべに六本木の街を巡る、「おいしいデザイン散歩」というツアーを12月7日(土)に開催します。気になる方はぜひご参加を。
ちなみにマップには、生みの親ともいえるトラフ建築設計事務所のお二人が、ジェラートを食べながら歩いているイラストが描かれています。さて、どの味を選んだんでしょうね?
「ジェラテリア ピッコ 六本木店」
住所:東京都港区六本木6-8-21
TEL:03-5411-0536
営業時間:12:00~22:00
定休日:月曜日
URL:http://www.gelateria-picco.com/
編集部 飯塚