「ROPPONGI STREET THEATER」では、六本木の街なかにある建築やアートが舞台に変身。劇場内で見ることが多いパフォーミングアーツが、誰でも楽しむことのできるパブリックスペースに飛び出し、建築・アートとパフォーマー、そして、観客をつなぎます。
第7回目となる今回は、安田侃の彫刻作品「意心帰」を舞台に、コスチューム・アーティストひびのこづえが手掛けるダンスパフォーマンス「アリとキリギリスと」をお届けします。地球誕生からの壮大なドラマを背負い、地球に生まれた小さな生きものが織りなす人生パフォーマンス。アリとキリギリスどちらが良いのか、永遠のテーマをユニークに踊る。その先はどんな未来が待っているのか。ポールダンスとストリートダンスの絶妙なコラボレーションをお楽しみください。
ひびのこづえ
静岡県生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
コスチューム・アーティストとして広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなどその発表の場は、多岐にわたる。毎日ファッション大賞新人賞、資生堂奨励賞、紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。展覧会多数。NHK E テレ「にほんごであそぼ」のセット衣装を担当中。歌舞伎「野田版 研ぎ辰の討たれ」、現代劇の野田秀樹作・演出の「フェイクスピア」、森山開次ダンス「星の王子さま」など衣装担当。ダンスパフォーマンス「WONDER WATER」 「Rinne」「アリとキリギリスと」「MAMMOTH」「二人のアリス」「Come and Go」など企画展開中。奥能登国際芸術祭、大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭に参加。能登地震・珠洲応援ダンスプロジェクト発足活動中。http://www.haction.co.jp/kodue/
KUMI
繊細かつダイナミックな表現力でポールダンサーの枠を超えたポール上の女優として存在感を放つ。歌舞伎超祭、Chim↑Pom from Smappa! Groupと東京QQQのアートコラボ展"ナラッキー"などでは、弁財天を演じ、その説法力と情熱で観客を魅了している。東京2020 NIPPONフェスティバル「WASSAI」小林武史プロデュース百年後祭出演。生き様パフォーマンス集団"東京QQQ"のメンバーとして活動中。
平位蛙
1988年生まれ。数々のダンスコンテストで入賞を果たし、世界各国の路上でゲリラ的にパフォーマンスをする世界一周ダンスの旅へ。ストリートシーンにとどまらず様々なシーンに活動の幅を広げ表現活動をしている。舞台に出演する他、生き様パフォーマンス集団東京QQQのメンバーとして活動中。
RIHITO
池袋生まれ池袋育ち。
ストリートダンスと、日本の文化をミックスし踊りを通して、地球と共存して行く事をモットーに人々の心に響く作品を制作。現在パフォーマンス集団TRIQSTARとRADIO FISHにも所属。 パフォーマーとして以外でも、萬屋として国内外ジャンルを問わず活動中。
小野龍一
音楽家。東京藝術大学作曲科卒業後、同大学院美術研究科修了。音と人の関係性の「変奏」をコンセプトに領域横断的な制作を行う。「東京芸術劇場 中高生のためのクリエイティブCAMP 2024 ゲゲキャン」クリエイティブディレクター。東京藝術大学 芸術未来研究場 特任研究員。
《意心帰》 安田侃 ISHINKI by Kan Yasuda
イタリア・ピエトラサンタの数十億年という時を経て生み出された18.5トンの大理石で作られた彫刻作品。石に彫られた穴に身を沈めると地球の一部になったような感覚になり、静かな太古の声なき声が石から聞こえてくるようです。石に彫られた穴の中で、まるで地球の中に入っているような安堵感を感じてほしい、という作者の想いが込められています。
パフォーマンス中に演奏されるテーマソング『アリキリ行進曲』を下記のURLで公開しています。イベント参加にあたって、是非事前にご試聴ください。
https://on.soundcloud.com/7uV15nCuvPTGqDbK8
作曲:小野龍一
作詞:高村月
歌:KUMI、平井蛙、RIHITO
闇が照らすよキラキラに
アリはキリキリ働いて
ギリギリ笑うよキリギリス・ス
ス、ス、ス
備えあれど予測不能
ツノで未来をツンツンツン
震えているのは命のき・せ・つ
夏は歌いたい
歌いたい歌いたい
仲良くなれたらいいのにな
アリとキリギリス
アリキリキリキリ
アリとキリギリス
最初から
光が隠すよギラギラと
花はフカフカ咲き誇り
纏うクモの巣ユラユラ・ラ・ラ
ラ、ラ、ラ
楽しみたいこの一秒も
こっちを向いてよツンツンツン
鉄の心臓が命に夢中
冬は踊りたい
踊りたい踊りたい
許しあえたらな
いいのにな
アリとキリギリス
アリキリキリキリ
アリとキリギリス
最後まで
アリとキリギリス
アリキリキリキリ
アリとキリギリス
歌おうよ
アリとキリギリス
アリキリキリキリ
アリとキリギリス
踊ろうよ
Tokyo Creative Salon 2025
「Tokyo Creative Salon 2025」は、2025年3月13日(木)~3月23日(日)にわたり、東京を代表する10つのエリア(丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、渋谷、原宿、羽田、六本木、新宿)を中心に開催されます。
「Tokyo Creative Salon」とは?
毎年3月、桜咲く東京を舞台に開催する年に⼀度のクリエイティブの祭典です。
ファッション・デザイン・クラフト・サステナブルなど多彩なジャンルが集い、桜の咲く東京から日本のクリエイティブの魅力を世界へと発信します。TCSのミッションは、日本の創造力をより良い世界へとつなげることです。「伝統をつないできた技」や「新技術(デジタル・サステナビリティ)」、日常に新しい視点を加えたアイデアを世界に届け、東京・日本の都市としての価値向上を目指しています。
https://tokyo-creativesalon.com/
※公開は2月上旬を予定しております
▼安田侃さん(彫刻家)インタビューはこちら:
クリエイターインタビュー #122
安田侃(彫刻家) https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/122_01/