六本木未来会議に登場したクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は田中義久さんが選んだ『マツタケ―不確定な時代を生きる術』(著:アナ・チン/訳:赤嶺淳/みすず書房)。
田中義久さんのコメント
ひとことで説明すると、マツタケを主人公にいろんな角度から世界を語る本です。マツタケで経済も語るし、世界情勢も、人の移動も、自然と人間の関係も、なんなら戦争まで語る。とても分厚いのですが、好奇心のまま読み進めても、必ず自分のこととしてつながってくる仕掛けがあるんです。そのときどきで気になるところを開いて読むということを、何年も続けています。
オレゴン州(米国)、ラップランド(フィンランド)、雲南省(中国)などを旅しながら、日本に輸入されるマツタケのサプライチェーンの発達史を多角的に叙述する、マルチスピーシーズ民族誌。カリフォルニア大学サンタクルス校文化人類学科教授の著者は、フェミニズム研究と環境人類学を先導する世界的権威でもある。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
田中義久さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #177
遠山夏未 × 田中義久(デザイナー / グラフィックデザイナー・美術家)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/177_01/
