東京ミッドタウンでは、2026年3月13日(金)から4月12日(日)にかけて、春の到来を祝うイベント「MIDTOWN BLOSSOM 2026」を開催しています。開幕に先立ち行われたプレスプレビューでは、ドレスデザイナー/美術作家の小泉智貴氏が登壇し、自身が手がけたインスタレーションについてのトークセッションを実施しました。本記事では、その様子を中心にイベントの見どころをご紹介します。
ミッドタウン・ガーデンに出現した色彩豊かなインスタレーション《Colors in Air》は、「六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#22 feat. TOMO KOIZUMI」として実現したものです。小泉氏は、自身のブランド「TOMO KOIZUMI」が今年で15周年を迎えることに触れ「アートとファッションの垣根を越え、カテゴリーを行ったり来たりしながら活動しています」と自己紹介しました。
今回、初の屋外展示となる本作品のコンセプトについて、小泉氏は「屋外展示という今までにない制限から何が作れるかを考えました。ミッドタウンの人工的な造形美と、公園の自然の美しさの中間に位置するような作品が作れたら」と説明。さらに「ただ馴染みすぎてもつまらない。街中にいいノイズを出現させ、遠くから見ても目を引く色彩にしました」と語りました。

小泉氏の作品の特徴である多彩なカラーバリエーションと、「多様性」というテーマについては、「強い尖ったメッセージを前面に出すというよりは、美しい色彩の中から多様性へのメッセージを自然に汲み取ってもらえるようにしました」と述べ、まずは美しさに惹かれ、そこから徐々にテーマに触れてもらうというアプローチをとったことを明かしました。色使いへのこだわりについても、「自然と選ぶ色」と、「現場で決める意識的な配置」が交差することで、思いがけない効果が生まれた、と制作の裏側を語りました。

街中に作品を展示することの意義については「ギャラリーと違い、パブリックアートには偶然に作品と出会う醍醐味があります」と語り、設営中にも、幼稚園児や海外からの観光客が足を止め、言葉を交わす場面が生まれたエピソードを笑顔で振り返りました。

最後に「風が吹いたり、光の入り方が変わったりすることで作品の見え方もすごく変わるので、少し足を止めて、季節の移り変わりを感じながらゆっくり味わってほしいです」と、来場者へ向けてメッセージを送りました。
イベント期間中、東京ミッドタウンには小泉氏の作品のほかにも春を満喫できるコンテンツが用意されています。

約100本の桜が咲き誇るミッドタウン・ガーデンには、ザ・リッツ・カールトン東京が運営する屋外ラウンジ「ROKU〈六〉MIDTOWN BLOSSOM LOUNGE」がオープンし、趣向を凝らしたフードやデザート、春を感じさせるオリジナルカクテルを楽しめます。

ガーデン入り口には、街や交差点を想起させるオブジェで人々をつなぐ遊び心溢れるインスタレーション《BLOSSOM AVENUE.》が登場。デザインは東京ミッドタウンが開催しているコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD」にて、2018年のデザインコンペで優秀賞を受賞したデザイナー仲野耕介氏が担当しています。

夜には開花状況に合わせて桜のライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な夜桜を堪能できます。館内では「Flower Art Award 2026」の応募作品が展示され、春らしさ満点のフラワーアートが空間を彩ります。都心でアートと自然が融合する上質な春のひとときを、ぜひ東京ミッドタウンで体験してみてはいかがでしょうか。
編集部 齊藤
「MIDTOWN BLOSSOM 2026」
会期:2026年3月13日(金)~4月12日(日)
時間:各コンテンツにより異なる
会場:東京ミッドタウン各所
料金:入場無料(飲食代等は別途)
主催:東京ミッドタウン
公式サイトで詳細を見る(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/7852/
