六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、永山祐子さんが選んだ、『パワーズ オブ テン―宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅』(フィリップ・モリソン著、チャールズおよびレイ・イームズ事務所著、村上陽一郎翻訳、村上公子翻訳/日本経済新聞出版社)。
永山さんのコメント
小さい頃から自分を取り巻く世界がどこまで果てしなく広がっているのか、そしてその広い世界の中で自分がここにいる事は真実なのかを考えて眠れなくなる事がありました。
周りの世界と自分をつなぎ止めるものがないような気がして不安を感じていたのです。自分の内的意識の世界と自分を取り囲む外的世界のギャップは特に成長期になると誰しもが漠然と感じる事だと思います。それに答えてくれたのがこの本でした。
100億光年先の銀河の彼方から素粒子のミクロの世界まで、一気にたどることができてしまう本書。ページをめくる度に繰り広げられる10倍のスケールを行き来できる旅に、大人も子どもも夢中になってしまう一冊です。
永山祐子さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #30
永山祐子(建築家)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/30/
六本木未来会議 編集部