先日、第10回六本木デザイン&アートツアーが行われました。今回は、参加者の方がカメラを持参し撮影をするワークショップ形式。講師として、六本木未来会議「クリエイターインタビュー」のメインビジュアル(No.1~31)を撮影してくれた写真家の平野太呂さんをお招きしました。
今回撮影するのは、クリエイターインタビューのメインビジュアルと同じように、3枚の写真をストーリー仕立てで構成する「3コマ写真」。ワークショップは、平野さんによるレクチャーからスタートしました。
平野さんによれば、3コマ写真は大きく分けて、「背景(カメラの位置)を変えずに撮る」場合と「変えて撮る」場合の2パターンあるといいます。ちなみに日比野克彦さんが登場した回は「夜景をバックに撮る」ということだけを決めていたそうで、「何もお願いしていないのに、自ら叫んでくれました(笑)」という裏話も。
その後、参加者のみなさんは2名1組になって、約30分間、東京ミッドタウン周辺で撮影を行いました。こちらのペアは初対面にもかかわらず、相手に水の中に入ってもらうという大胆なチャレンジを!(この日はかなり暑かったんです)
ちなみに私、編集部・飯塚も3コマ写真の撮影に挑戦してみました。
タイトルは「エンドレスループ」(被写体は、ツアーの様子を撮影してくれたカメラマンのtsukaoさん)。スクラップ&ビルドが繰り返されてきた六本木の街を表現してみました......というのは完全に後付けですが(笑)。いかがでしょうか、平野さん?
参加者のみなさんの作品も力作揃い。この日、平野さんがもっとも印象に残った作品を生み出した2人に話を聞いてみました。
「カメラを買ったものの、ずっと使っていなかったんです。最近、撮り始めようかなと思ったら、今回のワークショップがあって」(高成田祐衣さん:右)
「平野さんはストレートな言葉で批評してくれて、うれしかったです。僕たちは初対面同士なんですが、ユニットとして活動してはどうかとすすめられました(笑)」(保坂豪一さん:左)
本編のレポートでは、ワークショップの様子と、参加者のみなさんの作品もご紹介します。6月18日の公開をお楽しみに!
編集部 飯塚