PROJECT REPORT インタビューで得たクリエイターのアイデアを、リアルな場で実現する「アイデア実現プロジェクト」

六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#07 六本木未来大学 by 水野学【後編】

update_2015.7.15 / photo_ tsukao / text_yosuke iizuka

クリエイティブディレクションを学ぶ学校に、3名の講師が決定。

2015年8月4日、六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#07「六本木未来大学 by 水野学」がいよいよ開校します。これまで水野さんが語ってきた「クリエイティブディレクションを学べる学校」は、どのような形で具体化したのでしょうか? その詳しい内容を、現在決定している講師のみなさんの紹介とともにお伝えします。さらに、第1回の講師、小西利行さんとの打ち合わせの様子もどうぞ。

さまざまな業界の第一人者が、ジャンルを超えて集う。

「デザインを勉強していた人もしていなかった人も、その両方がクリエイティブディレクターを目指せるような......。そんな場になったら最高ですね」と前回のインタビューで語っていた水野さん。構想していたのは、クリエイティブに携わる人も、ビジネスパーソンも、学生も学べる学校でした。

そして、六本木未来大学は、8月からはじまる全5回の授業として実現。水野さんが講師として推薦してくれたのは、枠にとらわれず、さまざまな業界で活躍する第一人者たち。まずは、クリエイティブディレクター/コピーライターの小西利行さん、慶應義塾大学大学院で特別招聘教授を務め、ビジネスの現場で活躍する夏野剛さん、映画プロデューサーの川村元気さんの3名のみなさんの授業が決定しました。

第1回「小西利行さん、伝わるアイデアって何ですか?」

最初の授業を担当するのは、サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」、プレイステーション、日産「セレナ」などの広告を手がけてきた小西利行さん。コピーライターとして、国内外で数々の賞を受賞しています。

ただし、小西さんの仕事は、広告コピーを書くだけではありません。たとえばサントリー「伊右衛門」やロート「SUGAO」では商品開発から携わり、埼玉県越谷市の大型ショッピングセンター「イオンレイクタウン」では総合ディレクションを担当。商品開発やブランド開発、企業コンサルティングから都市開発までを手がけ、著書『伝わっているか?』では、アイデアの発想方法とそれをどのように伝えるかを公開して話題に。

小西さんが担当する第1回の授業は、8月4日(火)に開催。お申し込みはこちらから。先着順のため、お申し込みはお早めに。」

第2回「夏野剛さん、ビジネスのデザインって何ですか?」

第2回の講師を務めるのは、夏野剛さん。1999年にサービスを開始した携帯電話用インターネットサービス「iモード」の開発者として知られているほか、2001年には「世界のeビジネスリーダー25人」に選出されるなど、その手腕は国際的にも高く評価されています。

NTTドコモ退社後の2008年からは、慶應義塾大学大学院で政策・メディア研究科の特別招聘教授を務めるかたわら、セガサミーホールディングスやぴあ、ドワンゴなどで取締役に就任。その活躍をご存じの人も多いのでは。水野さんも、一緒に仕事をしたときに、その頭脳明晰さと素早い判断力に深く感銘を受けたそうです。

第3回「川村元気さん、エンタテインメントのデザインって何ですか?」

「告白」「悪人」「モテキ」「おおかみこどもの雨と雪」「寄生獣」......。第3回の講師は、これまで映画プロデューサーとして数々の話題作を送り出してきた川村元気さん。現在公開中の「バケモノの子」や、10月3日公開予定の「バクマン。」など、話題作も次々に登場。2011年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞するなど、映画プロデューサーとして高い評価を得ています。

さらに、初小説『世界から猫が消えたなら』、2作目『億男』は本屋大賞にノミネートされ、ベストセラーに(『世界から猫が消えたなら』は佐藤健さん、宮﨑あおいさん主演で映画化が決定)。そのほかにも、アートディレクター・佐野研二郎さんと共著の絵本『ティニー ふうせんいぬのものがたり』はNHKでアニメ化され現在放送中。宮崎駿さん、坂本龍一さん、糸井重里さんなど12人との対話集『仕事。』も大きな話題になりました。

現在、詳細な授業の内容は、講師のみなさんと打ち合わせ中。先日は、第1回を担当する小西さんと打ち合わせを兼ねて、授業内容についてお話をうかがいました。次ページから、その様子を予告も兼ねて少しだけお届けします。