TOTOギャラリー・間にて、2025年1月16日(木)から3月23日(日)まで「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」が開催されます。
吉村靖孝氏は建築活動の初期の頃より、建築が人びとのふるまいなどの自発的な動きと、社会制度や状況など多様な社会的条件との架け橋になれるよう、両者のさまざまな関係構築を試みてきました。現代社会における建築の拡張性をさらに進めるために、仮に建築家個人の作家性を「不在」にしたら何が起きるのかを、吉村氏自らの作品を題材に問いかけます。
本展では、吉村氏の7つのプロジェクトを異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探ります。二次元の絵画表現の中でも特に独自の発達を遂げ、私たちの日常生活にも馴染み深いものとなった漫画の世界。漫画が建築と出逢い、建築家の手を離れた先に何が描かれるのか、その答えを探ることができる展示会となっています。