サントリーホール(東京都・港区)では、8月21日(日)から8月28日(日)まで「サントリーホール サマーフェスティバル 2022」が開催されます。1987年の開催以来、音楽の"現在(いま)"を紹介する東京の現代音楽の祭典として、最前線で活躍する世界各国の音楽家たちがサントリーホールに集まり、ユニークかつチャレンジ精神にあふれる音楽を発信しています。
ザ・プロデューサー・シリーズ クラングフォルム・ウィーンがひらく
その年ごとのプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り、作品を紹介するシリーズ。モーツァルトからマーラー、シェーンベルク、ヴェーベルンなど、脈々と受け継がれる西洋音楽史の土壌を持つ音楽の都ウィーンで、"現在(いま)"を紹介しつづける音楽集団クラングフォルム・ウィーンならではのプログラミングです。生誕100年となるクセナキスや武満徹などの音楽界の巨匠から、イヴィチェヴィチや塚本瑛子など旬の作曲家を取り上げ、多彩なプログラムで現代音楽の歴史と未来が紹介されます。
<公演概要>
・「大アンサンブル・プログラム ― 時代の開拓者たち ―」
8月22日(月)19:00開演(18:20開場)大ホール
・室内楽プログラム「ウィーンの現代音楽逍遥」(第1夜)-クラングフォルムのFamily Tree-
8月23日(火)19:00開演(18:20開場)ブルーローズ(小ホール)
・室内楽プログラム「ウィーンの現代音楽逍遥」(第2夜)-ウィーンは常動する-
8月25日(木)19:00開演(18:20開場)ブルーローズ(小ホール)
・クセナキス100%(クセナキス生誕100周年プログラム)
8月26日(金)19:00開演(18:20開場)大ホール
テーマ作曲家 イザベル・ムンドリー サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 44
世界の第一線で活躍する作曲家に焦点を当て、作品を紹介するシリーズ。今年の「テーマ作曲家」は、親日家として度々日本に滞在しているドイツの作曲家イザベル・ムンドリーです。2020年夏の来日予定から二年待ち、満を持しての登場となります。最前線に立つ作曲家が、コロナ禍とその先に何を視ているのか探ります。また、若手作曲家の作品を公募しクリニックする作曲ワークショップは、ムンドリーの音楽との向き合い方を垣間見ることができる貴重な機会です。
<公演概要>
・作曲ワークショップ(スコア公募方式による)
8月21日(日)14:00開始(13:20開場)ブルーローズ(小ホール)
・室内楽ポートレート(室内楽作品集)
8月24日(水)19:00開演(18:20開場)ブルーローズ(小ホール)
・オーケストラ・ポートレート (委嘱新作初演演奏会)
8月28日(日)15:00開演(14:20開場)大ホール
第32回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
前年(1月~12月)に国内外で初演された日本人新進作曲家の管弦楽作品から、3曲が演奏会で再演されます。その中から、もっとも清新かつ将来性に富む作品一曲が、公開で選考し贈賞されます。選考委員の酒井健治、福士則夫、山根明季子による第一次選考を経て、大畑眞、根岸宏輔、波立裕矢の3作品がノミネートされています。
<公演概要>
・第32回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
8月27日(土)15:00開演(14:20開場)大ホール
※ライブ配信あり
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止のため、各美術展・イベントについては、臨時休館対応等を行っている場合がございます。最新情報は各美術館・イベントの公式ウェブサイトをご覧ください。