世界に冠たる陶芸の名手・初代宮川香山(1842~1916)は、明治3年(1870)に京都から文明開化の町・横浜に移り、輸出用の陶磁器制作を開始しました。そして高度な技術を集結し、陶器の表面をリアルな浮彫や造形物で装飾する技術「高浮彫」を生み出します。超絶技巧の限りを尽くした香山の「眞葛焼」は、またたく間に欧米諸国を席捲し、絶賛を浴び、フィラデルフィア万国博覧会など国内外の博覧会で受賞を重ねました。
また、香山は釉薬の研究に取り組み、新たに釉下彩などの作品を次々と発表して、またも国内外で高い評価を得ました。こうした功績が評価され、ついに明治29年(1896)、陶芸の分野で二人目となる帝室技藝員に任命されました。
本展では、約50年にわたり宮川香山の作品を世界中から探し出し、研究を続けてこられた田邊哲人氏の、質・量ともに国内髄一を誇る貴重なコレクションによって、香山の「眞葛焼」の全貌に迫ります。
会期
2016年2月24日(水)~4月17日(日)
開館時間
10:00~18:00
※金・土および3月20日(日)は20:00まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日
火曜日
※4月12日(火)は開館
入場料
(当日)一般 1,300円、大学・高校生 1,000円、中学生以下無料
問い合わせ先
03-3479-8600
その他
[きもの割]
きものでのご来館で100円割引
[HP割]
ホームページ限定割引券提示で100円割引
[携帯割]
携帯サイトの割引券画面提示で100円割引
[あとろ割]
国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
※団体は20名様以上、100円割引
※他の割引との併用はできません