17世紀後半、透明度が高く、光との共鳴が美しいカリ・クリスタルガラスの開発によって興隆した、ボヘミアン・グラス。無色透明ガラスを生かし、水晶彫りの技を応用した耀きは、18世紀に入ると、ヴェネチアン・グラスが流行するヨーロッパのガラス市場を席巻する勢いとなりました。
本展は、現在のチェコ共和国周辺に花開いたボヘミアン・グラスの変遷を、15世紀から現代にいたるプラハ国立美術工芸博物館の収蔵品170件でご紹介するものです。その名を知らしめた、彫りとカットによる静謐なモノクロームの世界や、多彩な絵付けと発色による鮮やかな色彩感、そして現代ガラス彫刻のダイナミズムなど、時を追うごとに豊かな表情をみせる造形美をお楽しみください。
会期
2014年8月2日(土)~9月28日(日)
開館時間
10:00~18:00
※金・土、および9月14日(日)、9月22日(月)は20:00まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日
火曜日
※9月23日(火・祝)は開館
※shop×cafeは会期中無休
入場料
(当日)一般:1,300円、大学・高校生:1,000円、中学生以下無料
(前売)一般:1,100円、大学・高校生:800円
お問い合わせ先
サントリー美術館
TEL. 03-3479-8600