彫刻家 安田侃さんへのクリエイターインタビューでの「東京ミッドタウンのパブリックアート《意心帰》の周りでコンサートを」というアイデアからヒントを得たプロジェクト「ROPPONGI STREET THEATER」。
舞台になるのは、六本木の街なかにある建築やアート。劇場内で見ることが多いパフォーミングアーツが、誰でも楽しむことのできるパブリックスペースに飛び出し、建築・アート、パフォーマーと観客をつなぎます。
第4回目となる今回は、TOKYO MIDTOWN CHRISTMAS 2023 の館内インスタレーション《some snow scenes》を手掛けるWOWによる映像演出と、楽曲を手掛けた江﨑文武さんによるピアノ演奏が、安田侃さんの彫刻作品「意心帰」と共演します。
江﨑文武(えざき あやたけ)
音楽家。1992年、福岡市生まれ。4歳からピアノを、7歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。WONK, millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu, Vaundy、米津玄師等、数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加。映画『ホムンクルス』(2021)をはじめ劇伴音楽も手掛けるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、様々な領域を自由に横断しながら活動を続ける。
WOW
人々の心に躍動を生み出す----WOWは、このミッションに2つのアプローチで挑んでいる。1つはクリエイティブコレクティブとして、個性溢れるクリエイターたちが独自のテーマや表現方法を探求し、作品づくりを行っている。もう1つは、ビジュアルデザインスタジオとして、知性と感性のダイアローグをクライアントと重ね、映像・インスタレーション・UI/UXなど、最適化や効率の追求からは生まれてこない豊かな表現として共に紡ぎ出している。
https://www.w0w.co.jp/
《意心帰》 安田侃 ISHINKI by Kan Yasuda
イタリア・ピエトラサンタの数十億年という時を経て生み出された18.5トンの大理石で作られた彫刻作品。 石に彫られた穴に身を沈めると地球の一部になったような感覚になり、静かな太古の声なき声が石から聞こえてくるようです。石に彫られた穴の中で、まるで地球の中に入っているような安堵感を感じてほしい、という作者の想いが込められています。
▼安田侃さん(彫刻家)インタビューはこちら:
クリエイターインタビュー #122
安田侃(彫刻家) https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/122_01/