世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展覧会は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステル、貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワール(1841-1919)の全貌に迫ります。
写実的な初期作品から、薔薇色の裸婦を描いた晩年の大作まで、多様な展開を見せたその画業。全10章を通して、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といった画家が愛した主題をご紹介します。同時に、革新的な印象派の試みから、伝統への回帰、両者の融合へと至る軌跡も浮かび上がるでしょう。画家が辿った道のりは、常に挑戦であり、終わることのない探究でした。
そして、このたび、ルノワールの最高傑作《ムーラン・ ド ・ ラ・ギャレットの舞踏会》(1876年)が日本ではじめて展示されます。幸福に身を委ねる人々、揺れる木漏れ日、踊る筆触―本物のルノワールに出会う、またとない機会となるでしょう。
会場
国立新美術館 企画展示室1E
会期
2016年4月27日(水)~8月22日(日)
開館時間
10:00~18:00
※金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20時まで
休館日
毎週火曜日
※ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館
観覧料
一般 1,600円、大学生 1,200円、中学生 800円、中学生以下無料
問い合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)