かつての帝政ロシアの首都、サンクトペテルブルク。この街を今も続く芸術文化の都へと導いたのが、女帝エカテリーナ2世(在位1762-1796)でした。1764年、エカテリーナ2世がベルリンの実業家から317点の絵画コレクションを取得したのが、エルミタージュ美術館の始まりといわれています。その後も歴代皇帝が国家の威信をかけて美術品を収集し、エルミタージュは世界でも類を見ないほどの質と規模を誇る美術館となりました。
本展覧会では同館の1万7千点に及ぶ絵画コレクションの中でも特に充実している、16世紀ルネサンスから17、18世紀のバロック・ロココまでのオールドマスター、巨匠たちの名画が一堂に会します。出展される絵画85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群を、国、地域別に紹介します。西洋絵画の王道ともいえる珠玉のコレクションを展観する本展は、まさにエルミタージュ美術館展の決定版といえるでしょう。
会場
森アーツセンターギャラリー
会期
2017年3月18日(土)~6月18日(日)
開館時間
10:00~20:00
※火曜日は午後5時まで
※但し5/2は午後8時まで
休館日
5月15日(月)
観覧料
一般 1,600円、大学生 1,300円、中高生 800円、小学生以下無料
問い合わせ先
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)