およそ4500年前、古代エジプト「古王国(紀元前2586年~2185年)」時代、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3代のファラオたちが建造した巨大なピラミッド群は、古代ギリシア時代から伝わる「世界七不思議」の中でも、第1番の不思議として知られ、今でも残っている唯一のものです。世界遺産に登録されるなど、いつの時代も人々を魅了してきました。
本展覧会のテーマは、「ファラオとピラミッド」。世界一のエジプトコレクションを誇る国立カイロ博物館の膨大な収蔵品の中から、黄金のマスクやクフ王の銘が入った彫像など、監修者の吉村作治教授が選び抜いた100点あまりのエジプトの至宝が展示されます。
ピラミッドが建設された古王国時代を中心に、ファラオや王家の女性、貴族の活躍、ピラミッド建設を支えた人々の暮らしなど、末期王朝時代までを紹介し、古代エジプトの世界やピラミッドの謎に迫ります。エジプトでしか見ることができない、ツタンカーメン王の黄金のマスクを撮影した4K映像シアターも注目です。
会期
2015年10月16日(金)~ 2016年1月3日(日)
開館時間
10:00 ~ 20:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日
2015年11月24日(火)
会場
森アーツセンターギャラリー
観覧料
一般 1,800円、高・大学生 1,500円、小・中学生 800円