森美術館では、2022年6月29日(水)から11月6日(日)まで、「MAMスクリーン016:ツァオ・フェイ(曹斐)」が開催されます。
ツァオ・フェイ(曹斐、1978年、中国広州生まれ、北京在住)は、現代中国と自身の個人的で文化的な関係性を投影した作品群を通して、中国の改革開放以降に生まれた世代を代表するアーティストとして国際的に活躍しています。その表現手法は、写真、ビデオ、インスタレーション、パフォーマンス、デジタル・メディアなど、多岐に渡ります。なかでもポップカルチャー(大衆文化)とその変遷に向けられた彼女の関心は、ヒップホップ、コスプレ、仮想空間とアバター、AR(拡張現実)など、作品に多様な方法で編み込まれています。本プログラムでは、ツァオ・フェイの長編映像作品2点、《霞と霧》(2013年)と《新星》(2019年)が、前期と後期に分けて1点ずつ展示されます。
急速な都市開発やグローバル化によって起こる矛盾や混沌、資本主義的なポップカルチャーが社会に浸透する様子、さらに仮想空間やAI(人工知能)を含むテクノロジーの急激な進歩による社会変化などをとらえた作品群は、今後の人間や社会のあり方について一考を促します。
<上映作品>
本プログラムは、以下のスケジュールで上映されます。
■2022年6月29日(水)~9月6日(火)
《霞と霧》2013年 60分46秒
10:00、11:05、12:10、13:15、14:20、15:25、16:30、17:35、18:40、19:45、20:50
※火曜日は17:00閉館
■2022年9月7日(水)~11月6日(日)
《新星》2019年 97分12秒
10:00、11:40、13:20、15:00、16:40、18:20、20:00
※火曜日は17:00閉館
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止のため、各美術展・イベントについては、臨時休館対応等を行っている場合がございます。最新情報は各美術館・イベントの公式ウェブサイトをご覧ください。