21_21 DESIGN SIGHTでは、2021年7月2日より企画展「ルール?展」を開催します。今回は展覧会ディレクターチームに法律家の水野 祐、コグニティブデザイナーの菅 俊一、キュレーターの田中みゆきの3名を迎え、それぞれ独自の視点を融合させて、新しいルールの見方·つくり方·使い方とこれからの展覧会のあり方をともに考えていきます。
私たちは、日常の中でさまざまなルールに囲まれながら暮らしています。憲法や法律、社会基盤となる公共インフラやサービスに始まり、文化的背景に基づいた規則やマナー、また家族や個人に無意識に根づく習慣など、ルールは多岐に渡り私たちの思考や行動様式を形成しています。
本展では、私たちがこれからの社会でともに生きるためのルールを、デザインでどのようにかたちづくることができるのか、多角的な視点から探ります。例えば、時代に合わせて法や規則を更新すること、ルール形成からこぼれがちな少数意見を取り入れる方法を考えます。また、データを読み解いて社会を俯瞰すること、市民がテクノロジーを活用して社会課題の解決に取り組むシビックテック、さらには、新たな創造や可能性のきっかけとなる制約や、人々の振る舞いによって生まれる法則や習慣にも着目します。私たち一人ひとりが未来をかたちづくる一員として、ルールとポジティブに向き合う力を養う展覧会です。
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【展覧会レポート】21_21 DESIGN SIGHT「ルール?展」
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