人口約6億人。経済発展目覚ましい東南アジア地域の現代アートには、世界から大きな注目が集まっています。国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンターは、ASEAN(東南アジア諸国連合*)設立50周年にあたる2017年、国内過去最大規模の東南アジア現代美術展、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」を開催致します。「サンシャワー(天気雨)」は、晴れていながら雨が降る不思議な気象ですが、熱帯気候の東南アジア地域では頻繁にみられます。また、脱植民地主義以降の20世紀後半、冷戦下の戦争や内戦、独裁政権を経て近代化や民主化を迎え、近年では経済発展や投資、都市開発が進むなど、さまざまな政治的、社会的、経済的変化を遂げてきたこの地域の紆余曲折を表す詩的なメタファーでもあります。 多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域では、じつにダイナミックで多様な文化が育まれてきました。
本展では、自由の希求、アイデンティティ、成長とその影、コミュニティ、信仰と伝統、歴史の再訪など、東南アジアにおける1980年代以降の現代アートの発展を複数の視点から掘り下げ、国際的な現代アートの動向にも照らしながら、そのダイナミズムと多様性を紹介します。
会期
2017年7月5日(水)~10月23日(月)
会場(2館同時開催)
国立新美術館 企画展示室2E
開館時間:10:00~18:00 (毎週金曜日・土曜日は21:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日
森美術館
開館時間:10:00~22:00 (毎週火曜日は17:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
会期中無休
観覧料
2館共通
一般 1,800円、大学生 800円、高校生以下無料
単館
一般 1,000円、大学生 500円、高校生以下無料
問い合わせ先
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)