コメは、私たちの暮らしにとても身近で、日々の生活に欠かせないものです。日本では、コメを中心とした食文化を深めつつ、稲作の歴史とともに様々な文化が発展してきました。
「まったくのいきもの、まったくの精巧な機械」※。稲の本質を言い当てた宮沢賢治の言葉です。私たちの生命と文化を繋ぐコメ。また、それを形成する緻密な環境システムには、私たちの学ぶべきデザインのヒントが秘められています。それは、未来を切り開く多くの「糧(かて)」をもたらすでしょう。
激変する地球環境とライフスタイルや価値観の転換期をむかえ、主食としてのコメの位置づけも揺らぐなか、この展覧会では、私たちの文化の根幹をなすコメのありようを新鮮な目で見つめ直していきます。そして、社会全体で引き受けるべき大きな課題として、その未来像を来場者の皆様とともに考えていきます。
※宮沢賢治『春と修羅・第三集』「和風は河谷いっぱいに吹く」より引用
会期
2014年2月28日(金)~6月15日(日)
開館時間
11:00~20:00(入場は19:30まで)
※六本木アートナイト特別開館時間:4月19日(土)11:00~24:00(入場は23:30まで)
休館日
火曜日(4月29日、5月6日は開館)
入館料
一般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生 500円、小学生以下無料
関連プログラム
○オープニングトーク「まったくのいきもの、まったくの精巧な機械」
3月8日(土)14:00~16:00
出演: 佐藤 卓、竹村真一
○トーク「コメの味」
3月22日(土)14:00~15:30
出演: 西島豊造(五つ星お米マイスター)、奥村文絵(本展企画協力)
○トーク「おかげさまで食は命」
4月26日(土)14:00~15:30
出演: 高柳 功(おかげさま農場代表)、宮崎光弘(本展企画協力/AXIS)、奥村文絵
○ワークショップ「親子で体験 しめかざり」
5月5日(月・祝) 午前の部11:00~、午後の部15:00~
出演: 鈴木安一郎/安藤健浩(ことほきプロジェクト代表)
○六本木アートナイト特別企画「コメ展×PechaKucha」
4月19日(土) 20:00~22:00
司会: アストリッド・クライン/マーク・ダイサム(PechaKucha考案者/建築家)
出演: ウェブサイトにて随時発表!
お問い合わせ先
21_21 DESIGN SIGHT
TEL. 03-3475-2121
「コメ展」サテライトブース in 東京ミッドタウン
21_21 DESIGN SIGHTから飛び出して本展の世界観が伝わるような展示作品の一部や、展示情報発信スペースを設置。また、本展企画チームがリサーチした日本各地のコメに関する情報とともにコメの販売も行います。
会期:2014年2月28日(金)~3月26日(水) 会期中無休
時間:11:00~21:00
場所:東京ミッドタウン ガレリアB1
TEL:03-3475-2121 (21_21 DESIGN SIGHT)