狩野元信は、室町時代より画壇の中心を担ってきた狩野派の二代目です。元信は極めて卓越した画技を持ち、その作品は歴代の狩野派絵師の中で最も高く評価されていました。また、工房の主宰者としても優れた能力を発揮し、それ以後の狩野派の礎を築きました。狩野派の台頭を支えた大きな要因のひとつに、「画体」の確立があります。
従来の絵師たちは、中国絵画の名家による手本に倣った「筆様」を巧みに使い分け、注文に応えましたが、元信はそれらの「筆様」を整理・発展させ、真・行・草の三種の「画体」を生み出します。そして、その「型」を弟子たちに学ばせることで、集団的な作画活動を可能にしました。加えて、元信はさらにレパートリーを広げ、濃彩の絵巻、扇絵、風俗画など、やまと絵の分野にも積極的に乗り出していきます。本展では、元信の代表作を中心に、その幅広い画業をご紹介します。
会場
サントリー美術館(ガレリア3F)
会期
2017年9月16日(土)~11月5日(日)
開館時間
10:00~18:00
※金・土、9月17日(木)、10月8日(日)、11月2日(木)は20時まで開館
※9月30日(土)は「六本木アートナイト2017」のため22時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日
火曜日
※10月31日(火)は開館
入場料
(当日)一般¥1,300、大学・高校生¥800、中学生以下無料
問い合わせ先
TEL:03-3479-8600
その他
[HP割]
ホームページ限定割引券提示で¥100割引
[携帯割]
携帯サイトの割引券画面提示で¥100割引
[あとろ割]
国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で¥100割引
※他の割引との併用はできません
※イベントの詳細(開催時間・料金等)は各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
※お問い合わせは直接各施設にお願いいたします。
※関連プログラムに関しましては、サントリー美術館Webサイトをご覧ください。