虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEでは、2026年5月17日(日)まで、「TOKYOROOMS展 〜40の部屋、40通りの生き方〜」を開催しています。本展は、様々な分野で活躍するクリエイターやアーティスト、インテリアブランドなどが、6畳という限られた空間にそれぞれの世界観を表現した体験型展覧会で、40の個性豊かな部屋を巡ることができます。

開幕に先立ち行われたプレス向け発表会では、総合プロデューサーの町野健氏、企画プロデューサーの久々野智小哲津氏、参加クリエイターの落合陽一氏、モモコグミカンパニー氏、山本卓身氏が登壇しました。
日本初の家具サブスクを運営する株式会社ソーシャルインテリアの代表取締役でもある町野氏は、同社のミッション「インテリアで世界を変える」が本展の原点だと説明。6畳一間という条件で思い思いの部屋を作ってもらう面白さに触れ、「40の部屋を相対比較することで、広く感じるか狭く感じるか、好きか嫌いかなど、自分自身について様々な発見ができるのが見どころです」と本展の魅力をアピールしました。

展示は、6つのテーマで展開されます。「1. ふとした幸せを大切に」では、日常に溶け込んだ幸せを再確認させてくれる部屋が集められました。EXILEとFANTASTICSのパフォーマーであり、俳優としても活躍する佐藤大樹氏が手掛けた部屋には、自宅にもあるコレクションが飾られているとのことです。

続く「2. 個性重視」では、誰の目も気にせず自由に表現された空間が並び、思いもよらないアプローチが来訪者の個性を刺激します。自らを「新種の老人」と呼ぶ遠山正道氏の部屋は、北軽井沢の貸別荘に和室を増築したという設定です。新玉ねぎのランプや真っ赤なりんごカーペットなど、既存のインテリアの枠にとらわれない自由な発想と強い個性が際立つ不思議な空間となっています。

「3. 道をきめる」では、自身が生きる道を一つに決めた人たちに宿る潔さと、空間に対する強いこだわりが表現されています。建築家の花岡郁哉氏による《FLUID》は、部屋と家具が同時に変形したらどうなるかという問いを出発点に、建築とインテリアの無限の可能性を探求しています。靴を脱げば浴槽の中に入ってOKとのこと。ぜひ体験してみては?

「4. 異世界を楽しむ」は、日常を排して非日常の世界を全身で堪能するために作られた部屋が中心となっています。彫刻家の三好桃加氏が手掛けた部屋には、オフの日を過ごす仁王像たちが6畳の空間にひしめき合っており、非常にユーモラスな空間となっています。

「5. 趣味にひたる」では、経済性や合理性を気にせず、誰のことも気にせずに好きなことに没頭できる時間の価値を表現します。YouTuberとして活動する佐伯ポインティ氏は、YouTube撮影を行う自宅を再現。大好きな雑貨や本などの私物が所狭しと並びます。

終盤の「6. 新しい世界へ」は、メディアアーティストであり研究者でもある落合氏がライフワークとして取り組んできた「茶室」をモチーフにした空間です。周囲のプロジェクション映像ではAIがリアルタイムで風景を生成し続けます。テクノロジーと伝統文化が融合した、常にアップデートされ続ける未知の空間体験を味わうことができます。

落合氏は掛け軸の代わりに、大阪・関西万博の外装で使われた動くミラー膜を配置したと明かします。「掛け軸がないから《ヌル庵》(null=何もない)なんです。花の代わりに大好きな鮎の彫刻を置き、お茶碗も3Dプリンターで作ったものを使っています」と解説。「ライフタイムの中で生きてきたものが現れるのが、やっぱり部屋だなと思います」と、自身の人生と空間が深くリンクしていることを強調しました。

多様な価値観が詰まった部屋を巡る旅の終着点として、40部屋目には「みんなで作る部屋」が用意されています。この部屋は、来場者の皆様が自らの言葉やアイデアを書き残すことで、次に訪れた人へとそっと影響を与えながら共に作り上げていく参加型の空間です。

ぜひ会場に足を運び、個性豊かな部屋を比較しながら、自分らしい部屋と生き方を見つめ直す特別な体験をお楽しみください。
編集部 齊藤
「TOKYOROOMS展 〜40の部屋、40通りの生き方〜」
会期:2026年4月18日(土)〜5月17日(日)
開催時間:10:00〜20:00(最終入館 19:30)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
主催:株式会社ソーシャルインテリア(TOKYOROOMS展実行委員会)
公式サイトで詳細を見る(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://subsclife.com/tokyorooms/exhibition
