麻布台ヒルズ ギャラリーでは2026年3月29日(日)まで「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」が開催中です。

少年ジャンプ+で公開された藤本タツキ氏の読み切り漫画『ルックバック』を原作とした同名の劇場アニメ。同作の監督を務めた押山清高氏自らが主催する本展では、作品が完成するまでの過程を膨大な原画や監督の言葉と共に追うことができます。

会場内には、劇場アニメが完成するまでのメモや設定画、原画がぎっしりと展示されており、アニメーターの熱量を肌で感じることができます。随所に添えられた監督による手書きのコメントは、ファン必見です。

作中の印象的な名シーンを再現したフォトスポットも展開。映画の感動がよみがえります。さらに、本展キービジュアルの解説や声優オーディション時のメモ、原作漫画のネームなど、作品をより深く知ることができる展示が盛りだくさんです。


最後は、押山監督が本展のために描き下ろした9ページの漫画『洞窟と少年』で締めくくられています。押山監督にとって、「絵を描くこと」とは何なのかが切実に伝わってくる、見応えのある内容です。

開催前日となる1月15日(木)には、3Dドローイング&特別トークイベントを実施。押山監督がヘッドマウントディスプレイを装着し、空間にイラストを描きました。

特別トークイベントには、押山監督の対談ゲストとして経済学者の成田悠輔氏が登壇。トークが繰り広げられる中で、生成AIとアニメの未来について話題に上りました。

押山監督が「現時点では使い物になりませんが、将来的には大きな味方になるかもしれません。ただ、ある種人間国宝のようなトップアニメーターの技術スキルまでは再現できないのではないか、という希望をもっています」と話すと、成田氏は「AIの進化によって、これまで観たことがないアニメが生まれると思いますか?」と質問。
それを受け、押山監督は「これまでのアニメ作りには大きな制約がありましたが、それが外れることで映像の見た目は一変するはずです。例えば、キャラクターデザインでは人間が描ける限界を超えた高密度なディテールも、AIなら容易に動かすことができます。背景についても同様で、AIを活用すれば実写映画のように空間を自在に動き回るカメラワークが可能になります。キャラクターと背景が同じ密度で描かれ、精細なイラストがそのまま動くような表現は、すでにSNSなどで現実のものとなり始めています」と考えを明かしました。

併設のグッズショップでは、本展のオリジナルグッズを販売。その隣にある麻布台ヒルズギャラリーカフェでは、世界観にインスパイアされたコラボメニューを楽しめます。

会期中には、会場エントランス壁面に押山監督が自ら絵を描くライブドローイングの開催も予定されています。日程は、2月3日(火)と2月10日(火)の2回(いずれも17:00~18:00)。ぜひ、こちらも併せてチェックを。
編集部 齊藤
「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」
会期:2026年1月16日(金)~3月29日(日) ※会期中無休
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
営業時間:10:00~18:00(最終入館 17:30)
主催:「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会(麻布台ヒルズ ギャラリー、スタジオドリアン、エイベックス・ピクチャーズ)
協力:集英社、ミックスグリーン
協賛:Prime Video
XRコンテンツ協力:Bascule,Inc. CyberAgent,Inc.
後援:TOKYO MX
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/lookback-ex/
