六本木未来会議に登場したクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回はバミューダ3の佐藤直子さんが選んだ『デミアン』(著:ヘルマン・ヘッセ/訳:高橋健二/新潮社)。
佐藤直子さんのコメント
若い時から何度も読んでいます。冒頭の「私は、自分の中からひとりで出てこようとしたところのものを生きてみようと欲したにすぎない。なぜそれがそんなに困難だったのか」という一文が印象的です。私自身は好きなことを生業としていますが、クリエイションで壁に当たることもある。そんなときに『デミアン』を思い出して、奮起しています。
ドイツ語初版は1919年刊行。エーミール・シンクレールはラテン語学校に通う10歳の少年。「世界には、明と暗の二つがある」と示すマックス・デミアンとの出会いから、青春の葛藤が始まる。真の自己の追求を描いた名作。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
佐藤直子さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #170
バミューダ3(ホラークリエイターユニット)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/170_01/
