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【展覧会レポート】21_21 DESIGN SIGHT企画展「そのとき、どうする?展 -防災のこれからを見渡す-」

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update_2025.08.12

21_21 DESIGN SIGHTでは2025年11月3日(月・祝)まで、企画展「そのとき、どうする?展 -防災のこれからを見渡す-」を開催中です。展覧会ディレクターに、ビジュアルデザインスタジオのWOWを迎え、災害への向き合い方をあらためて見つめ直す展覧会となっています。

会場には全部で10の問いが設置されており、一つひとつの問いを巡ることで、防災に対する自分なりの答えを探していく本展。これまでに起きた地震や水害のデータビジュアライゼーションをはじめ、防災に関するプロダクトなども紹介されています。

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7月3日(木)に開催された記者会見では、本展の展覧会ディレクターを務めたWOWから大内裕史、加藤咲、白石今日美の3氏、グラフィックデザインを担当した佐々木拓氏、金井あき氏、トラフ建築設計事務所の鈴野浩一氏、そして21_21 DESIGN SIGHT 館長の佐藤卓氏が登壇。

WOWの大内氏は家族が被災し、実際に「そのときどうする?」を突き付けられたことがあるそうです。その経験から、「行政や学校ではなく、この場でやる必要性を考えました。それらの取り組みとは異なるアプローチで、『みんな知りたいよね?』と思う問いを考え、巡っていくような企画にしました」と話します。加えて、「監修を通して、一般的に適切とされる答えは、問いの裏側に書いてあります。そのうえで、人によって答えが分かれる部分を最終的に問いかけるようにしました」と企画の意図を語りました。

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「Q2 十分な備えって、どのくらい?」に関連した、柴田大平氏による「防災グラデーション」では、防災の備えとして控えておくべき緊急連絡先や、落下物から頭を守る緩衝材などをレベル別に可視化。壁の縦型モニターに映し出される"備え"を、その前に設置されたボタンで切り替えながら確認することができます。

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「Q4 災害をどのように知る?」では、災害が起こったこと、そしてその範囲や被害状況をどのように知ったらいいのかという視点で見ていきます。近年注目を集めている、ゲヒルン株式会社の「特務機関NERV防災アプリ」も、防災関連情報を発信している媒体の一つ。特に情報スピードを重視しており、0.001秒単位で改善を続けているそうです。

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また、「特定の動物が騒がしく鳴くと地震が起こる」といった、日本各地に残される災害にまつわる伝承をテキストやイラスト、歌にまとめた展示も。その場で実際に楽曲を聴くこともでき、子供向け番組で歌われていそうな、どこかクセになるメロディが特徴的です。

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「Q8 『復興』って、なんだろう?」では、東日本大震災で被災した、宮城県石巻市で立ち上げられた「石巻工房」の活動を動画で知ることができます。地域の人々とともにDIYを学び、仮設住宅に必要な家具を制作していた市民工房が、いつしか日本各地から求められる家具工房へ。その模様を追うミニドキュメンタリーです。

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新聞「福島民報」で行われた「365日の防災欄」は、2022年7月から1年間毎日掲載。震災の起こった日にちに合わせて組まれるメディアの防災特集に対し、"いつ起こるのか分からない"災害を日々意識できるよう、被災経験のある土地だからこその使命感で企画されました。

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会場内には、本展が掲げる10の問いに対する回答端末を設置。回答は、翌日以降からWOWによる映像作品「みんなは、どうする?」に反映され、来場者に大きなモニターで共有されるようになります。また、回答をすると二次元コードのシートが印刷され、最終コーナーに置かれた機械で他の回答者の答えをシールにして持ち帰ることも可能。来場者同士で意見交換をしながら、これまで、そしてこれからの防災について考えを深めていく時間にしましょう。

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本展に散りばめられているのは問いだけではありません。オリジナルキャラクター・ぼうやのパネルが、消火栓や非常口など防災設備の前に置かれています。どこに隠れているのか、ぜひ探してみてください。

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地下且つコンクリート造の強固な建物、さらに旧防衛庁跡地という特性を有する本会場。展示を鑑賞しながらも、「Q10 いまここで大災害が起こったら、どうする?」に、自分事として向き合ってみることが大切ではないでしょうか。



編集部 福島

INFORMATION

企画展「そのとき、どうする?展 -防災のこれからを見渡す-」
会期:2025年7月4日(金)~11月3日(月・祝)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
休館日:火曜日(9月23日は開館
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
※9月26日(金)~9月27日(土)までの六本木アートナイト特別開館時間は10:00~22:00(入場は21:30まで)
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会
特別協賛:三井不動産株式会社
展覧会ディレクター:WOW
グラフィックデザイン:佐々木拓、金井あき
会場構成:トラフ建築設計事務所
テキスト/企画協力:角尾舞
学術協力:関谷直也
参加作家:veig、WOTA株式会社、KDDI株式会社、ゲヒルン株式会社、越村俊一、佐竹真紀子、柴田大平、siro+石川将也、角尾舞+香田悠真+佐々木拓、津村耕佑、トラフ建築設計事務所+石巻工房、中嶌健、中村至男、日本経済新聞社、日本郵便株式会社+寺田倉庫株式会社、にゃんこそば、パノラマティクス+Eukarya、バリューブックス、坂茂建築設計+ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク、福島民報社、株式会社ヤマップ、WOW、他
21_21 DESIGN SIGHT ディレクター:佐藤卓、深澤直人
アソシエイトディレクター:川上典李子
プログラム・マネージャー:中洞貴子
プログラム・オフィサー:安田萌音
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.2121designsight.jp/program/bosai/

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