21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では、11月24日(日)まで「Ronan Bouroullec: On Creative Session」を開催しています。
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEは、2024/25年秋冬コレクションにおいてデザイナーでアーティストのロナン・ブルレック氏とコラボ。本展では、そのプロジェクト「クリエイティブ・セッション」の裏側をドローイングと服づくりという二つの側面から紹介しています。
同ブランドおなじみのプリーツと、ブルレック氏の代表的なシリーズ《ドローイング》が掛け合わされた《プリーツとドローイング》。鮮やかな青色のバージョンは、色も相まって海を連想させました。
フランス語でボールペンを意味する《Stylo-Bille》は、ボールペンで描かれたブルレック氏のシリーズ。それを刺繍とゴブラン織で再現したものを見ることができます。素材の違いによって、元の作品とはまた違った表情に変化しているのが面白いです。
奥の壁には、2024/25年秋冬コレクションが並べられています。
特に目を引くのが、ブルレック氏のドローイングを大胆に載せたコートのシリーズ「RB_DRAWING COAT」。ドローイングはシルクスクリーンプリントで再現され、細かな色の重なり合いによりニュアンスが生まれています。
会場の中央では、シルクスクリーンプリントで用いた版を展示。生地に色を載せていく過程を記録した映像も上映しています。
試作品や製作工程のほか、ブルレック氏本人のインタビュー映像も。約14分間と長めですが、思わず見入ってしまいました。
ファッションとアートという、二つの創作分野の交流によって生み出された素晴らしい作品と、その過程を存分に楽しめる展覧会になっています。入場無料ですので、六本木を訪れた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
編集部 齊藤
「Ronan Bouroullec: On Creative Session」
会期:2024年10月25日(金)~11月24日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
休館日:火曜日
開館時間:10:00~19:00
入場料:無料
主催:株式会社イッセイミヤケ
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.isseymiyake.com/blogs/news/17529