六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は成田悠輔さんが選んだ『The Architecture of Trees』(著:Cesare Leonardi、Franca Stagi/Princeton Architectural Press)。
成田悠輔さんのコメント
白い余白が多い本が好きで。眺めながら余白に落書きしたりノートとして使っていく、みたいなことをよくします。ただ、そういう本は大体巨大なので、持ち歩けずノートを見返せないという問題が発生するんですよ。いつも後悔して学ばない(笑)。
羽ペンで描かれた550点以上の精巧な手書きイラストによる木の描写は圧巻。また、季節ごとの色の変化、時間帯ごとの影の投影など、詳細で科学的な図表が含まれており、ランドスケープデザイナーだけでなく、自然や樹木に関心のある人なら誰でも、見事なイラストに魅了される。
樹木愛好家のためのバイブル的な一冊。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
成田悠輔さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #143
成田悠輔(研究者)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/143_01/