六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は武井祥平さんが選んだ『現な像』(著:杉本博司/新潮社)。
武井祥平さんのコメント
杉本博司さんは、表現の方法において衝撃を受けた人。僕はエンジニアなのでロジカルに考える節があって、論理の整合性のようなことが表現をするときに邪魔をするときがあるんです。その点、杉本さんのアプローチは論理的なのですが、着眼点は私的で、素朴な疑問や気になったことを理路整然と読み解いて行き着いた表現であることがわかる。アイデアが定着しないときに読むと、落ち着きますね。
写真、絵画、建築、映画、骨董など、あらゆる芸術を手がかりにした思索の冒険。芸術と文明を巡る、12章からなる論考集。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
武井祥平さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #142
吉本英樹(デザインエンジニア)× 武井祥平(エンジニア)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/142_01/