9月17日(土)から9月19日(月・祝)まで「六本木アートナイト2022」が開催されます。さまざまな商業施設や文化施設が集まる六本木の街が、現代アートや音楽、映像、パフォーマンスなどで彩られるアートの饗宴です。今回は「六本木アートナイト2022」と同時期に開催されるデザイン&アートにまつわるプログラムをご紹介します。
AXISギャラリーで9月16日(金)から9月19日(月・祝)まで4日間開催される「icon CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY II」は、コンテンポラリーフォトに焦点を当てた50名の作家によるグループ展です。コンテンポラリーアートにおける新しい写真表現の形を担う、写真家たちの作品を見られます。
従来の展示方法に加えてARなどのバーチャル展示もあるので、コロナ禍で外出を控える人や遠隔地にいる人も鑑賞可能。昨今の状況下で作家が何を感じ、どのように制作に結び付けているかをバイリンガルでネット上にグローバル発信することで、市場自体の活性化も図ります。
開催日時:
9月16日(金)12:00~19:00
9月17日(土)12:00~22:00
9月18日(日)12:00~22:00
9月19日(月・祝)12:00~17:00
会場:AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 4F)
料金:前売り1,200円、当日1,500円
出展作家:池谷友秀 / 上杉敬 / 薄井一議 / 内倉真一郎 / うつゆみこ / 大和田良 / 岡野慶 /小山田邦哉 / 片山真理 / 菊地良太 / 栗棟美里 / 桑迫伽奈 / 古賀勇人 / 小寺創太 /五味彬 / 塩原真澄 /渋谷美鈴 / 須崎祐次 / 鈴木一成 / 鈴木のぞみ / 須藤絢乃 / 髙倉大輔 / 田口るり子 / 武居功一郎 / 丹野徹 / 鶴巻育子 / 殿村任香 / 中澤有基 / 永田陽一 / 中藤毅彦 /七菜乃 / 平澤賢治 / 藤倉翼 / 本間理恵子 / 舞山秀一 / 牧野智晃 / 宮原夢画 / 武藤裕也 / 藪崎次郎 /藪乃理子 / 山元彩香 / 横木安良夫 / 横山隆平 / 吉田多麻希 / ヨシダナギ / ARISAK / HABU / Hajime Kinoko / HASEO / Joji Shimamoto / Kiiro / Makoto Kamiya / PHOTOGRAPHERHAL / Solene Ballesta / ZIGEN
主催:任意団体icon
助成:ARTS for the future!2-文化庁
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://icon-channel.com/
さまざまなジャンルのクリエイターが集う創作の場「WHEREVER」で9月17日(土)・18日(日)の2日間、「六本木なんでもデイ」が開催されます。本イベントは「六本木アートナイト 2022」の参加ギャラリープログラムで、写真・映像・プロダクト・テクノロジー・言葉・食・マジックなどWHEREVERに所縁のある計30組のクリエイターや企業が、ジャンルレスな表現の展示・販売を行います。
WHEREVERビル入口にあしらわれたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、ビル全体と連動したさまざまな巨大AR作品を体験できるARミューラルアート「MoAR - Museum of AR」も展示される予定です。
開催期間:2022年9月17日(土)・9月18日(日)
開催日時:11:00~20:00
場所:WHEREVER(東京都港区六本木7-2-8)
入場料:無料
※入場には入場時間指定チケットが必要。Peatixにてお申し込みください。
展示内容:映像作上映 / プロダクト展示・販売 / インスタレーションなどの体験イベント / トークイベント
主催:Whatever Inc.
後援・協力:WTFC Inc.
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://whatever.co/nandemo-day/ja/
東京ミッドタウンのISETAN SALONEにて、9月14日(水)から9月27日(火)まで、現代アート「アート&キャラクター」が開催されます。可愛いキャラクターの一面と、もう一面にある現代アートの意味合いを知ることで、新たな発見ができる展示となっています。
今回のメインアーティストSKY氏は、年齢や人種の垣根を越えて、子ども時代の記憶に残るラバーダックをキャラクター化しています。その他、村上隆氏のキャラクターも多数展示予定です。
開催期間:2022年9月14日(水)~9月27日(火)
開催時間:11:00~20:00
場所:ISETAN SALONE(東京ミッドタウン ガレリア1階)
料金:無料
出品作家:SKY / 村上隆
「ROPPONGI ART NIGHT 2022」公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.roppongiartnight.com/2022/programs/15035
8月20日(土)から10月8日(土)まで、久門剛史氏の個展「River」がオオタファインアーツにて、「Recent Works」がオオタファインアーツ7CHOMEにて同時開催されています。
これまで久門氏は、人の営みを構成する根源的な感性や唯一性・永遠性に関心を寄せ、音や光、プログラミング、彫刻、絵画、大規模なインスタレーションなど、さまざまな手法を用いてコンセプチュアルな作品を発表してきました。
「River」では、複合的な素材による構成のなかで光を印象的に用いた2つの彫刻作品や、これまでにも多用してきた振り子と極小のルーペを組み合わせた新作などが発表されます。久門氏がこれまで一貫して追求してきた永遠性や唯一性、そして人の感覚を共振させる「美術」を根底に据えつつ、自然・地球、そして宇宙への関心と日常生活における気づきに端を発しています。
「Recent Works」は、久門氏の制作全般に通底する基本的なコンセプトを抽出したような展覧会となっています。薄く白いカーテン生地を通して外光が入る7CHOMEの壁には、どこかズレが生じている木枠のフレーム形状をした作品が並びます。
こうあるべきと人間が定めた枠組みを斜めから見て疑問視し、枠の中の逸脱しよう、枠をズラそうとする挑戦こそが美術の魅力と捉える久門氏にとって、本展の作品は自身が美術に向かう姿を具現化したものといえるでしょう。
久門剛史「River」
会場:オオタファインアーツ(東京都港区六本木 6-6-9ピラミデビル 3階)
開催期間:2022年8月20日(土)~10月8日(土)
時間:11:00~19:00
休廊:日曜・月曜・祝日
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/275-river-tsuyoshi-hisakado/
久門剛史「Recent Works」
会場:オオタファインアーツ7CHOME(東京都港区六本木7-21-24 MODULE roppongi 101)
開催期間:2022年8月20日(土)~10月8日(土)
時間:12:00~18:00
休廊:日曜・月曜・祝日
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/274-recent-works-tsuyoshi-hisakado/
ほか、メルセデス ミー 東京/EQ House(港区六本木7-3-10)でも、久門氏の新作を展示。メルセデス・ベンツ アート・スコープ プログラムでEQ Houseに一週間滞在して制作した作品だそうです。2階のレストラン「UPSTAIRS」でアートナイトに来たと言うと、ワンドリンクプレゼントのサービスも!(食事を注文した方限定)あわせて訪れたいですね。
「六本木アートナイト2022」の開催期間中も、六本木周辺では、大小さまざまな展覧会や個展が開催されています。ぜひ足を運んで、じっくりとアートに浸る週末をお過ごしください。
編集部 丹羽
「六本木アートナイト2022」の詳細はこちら
https://6mirai.tokyo-midtown.com/event/artnight_2022/index.html