六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回はタムラサトルさんが選んだ『堕落論』(著:坂口安吾/新潮文庫)。
タムラサトルさんのコメント
高校生の頃に読んで以来、手元に置いてあってたまに読みます。僕の場合、メンタルの状態が作品制作に影響するようで、この本を読むと、内容の通り「やっぱり堕ちてないとダメだ」「守りに入っちゃいけない」とスイッチが入ります。
人間の本来の姿としての「堕落」を考察する随筆・評論。第二次世界大戦後の日本社会を背景に、堕ちるべき道を正しく堕ち切ることが必要であると説く。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
タムラサトルさんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #138
タムラサトル(美術家)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/138_01/