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【展覧会レポート】東京ミッドタウン・デザインハブ「Gマークの住まいデザイン」展

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update_2022.05.13

東京ミッドタウン・デザインハブでは6月12日(日)まで、「Gマークの住まいデザイン」展が開催中。本展では、これまでにグッドデザイン賞を受賞した住宅のうち、戸建てや集合住宅地など、計28件紹介されています。

施主や住人にとって充実した住宅だけでなく、地域の人や社会にいかに良い影響をもたらすかを考えてデザインされた住宅の数々。住宅の模型やカメラマンにもこだわった温かみのある写真など、様々な資料を用いて紹介されているため、各住宅に深く思いを馳せることができます。

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埼玉県にある「ジョンソンタウン」は、米軍向け住宅地を再生した賃貸住宅地。1950年代に建てられ今も残る23軒の米軍ハウスと、2000年代以降に建てられた標準的な平成の住宅が混在しながら、地域の人同士の交流も活発に行われている点が評価されています。

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タウン内には、ダイナーやカフェ、古書店や雑貨屋など、お店も充実。週末には、1950年代アメリカの雰囲気を感じるために観光客が多く訪れるそうです。本展でも展示されている季刊誌は、「ジョンソンタウン」の魅力を発信するために発行されています。

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東京都府中市にある「ソーラータウン府中」のテーマは、「心地よく永く住み続けること」。各分譲戸建ての敷地の一部を共有スペースに充てることで、街区の中央に「園路」と呼ばれる共有地を設けています。樹木が植えられた園路はタウンの人たちが集う場所となっており、豊かな緑の中で住民同士の交流が生まれる場所として機能しています。

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こちらは本展のために作られたタウン全体の模型です。一戸ずつ手に取って見ることができ、各住戸の敷地がどう組み合わさって園路を形成しているのかをより分かりやすく説明しています。

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1階が銭湯、2階が住居というユニークな間取りは、熊本県の「神水公衆浴場」です。この銭湯は、住んでいるご家族だけでなく、地域の方も利用できるそう。玄関には番台が置かれていたりと、帰るのが楽しみになりそうな住宅です。

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2016年に起きた熊本地震の際、入浴の問題に「皆さん苦労していたから」と施主が始めた「神水公衆浴場」は、家族と地域の人たちの日常が重なり合う場所となっています。散歩の途中などに気軽に立ち寄れる場所としてだけでなく、地域の人たちの備えにもなる、住宅の新しいプロトタイプです。

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続いては、東京都板橋区の「ゆいま~る高島平」。1住棟の全121戸のうち45戸が、サービス付き高齢者向け住宅として改修されています。これらの高齢者向けの部屋は水回りを移動させたり土間を広く取ったりと、入居者の生活に寄り添った住まい空間になっています。

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近隣では定期的にラジオ体操やワークショップが開催されるなど、単身や夫婦の高齢者が周囲の人たちと関わりながら暮らせるよう、建物の外にもさまざまな工夫がされています。

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こちらは、住まいと保育園の庭が一体化した住宅「住居と園庭」の模型です。写真の右奥が住居、手前が隣接した保育園になっています。施主の女性は、保育園の園庭が狭く、園児たちを遊ばせるために園の外へ引率しているのをかねてより気にかけていたそう。そんな中、リフォームを機に住まいの新たな可能性を考え、この形にたどりついたといいます。

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敷地の一部を園庭として開放したことで、園児たちは道路を歩かずに遊び場へ行けるようになり、保育時間後は住居のための静かな庭として使える場所になりました。今では施主の女性だけではなく、近所の人たちも園児たちを温かく見守っているそうです。

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京都駅から少し離れた閑静な場所にある「houseS/shopB」は、古書と雑貨の販売、立ち飲み屋も営む店舗併用住宅。奥行きおよそ3メートルほどの敷地ですが、間口を広く取ることで、仕事と暮らしが混ざり合った都市住宅の新しい在り方を示すことに成功。新たな可能性を感じる住宅です。また、展示されている模型の周囲には、実際の「houseS/shopB」の室内幅と同じ幅のスペースがとられており、よりリアルに建物のサイズを感じることができます。

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今回ご紹介したほかにも、荒廃した斜面地を整地し、入居後は住民自ら土地の緑化を行っていく分譲住宅「ヨッシーワンズガーデン上津台・IRODORI~彩~」や、工務店の木材加工場兼倉庫をDIY可能な住居やテナントとしてリノベーションした木工場併設賃貸住宅 「THE GUILD IKONOBE NOISE」など、新たな価値観を持った住宅が多数紹介されていました。

近年、人々の暮らしの場として、「家」はより重要な存在になっています。快適に住むだけではなく、地域の人たちとの関わりを通じて、良い循環が生まれる住環境を紹介している「Gマークの住まいデザイン」展。これからの住まいや暮らしのあり方を探してみてはいかがでしょうか。


編集部 丹羽

INFORMATION

会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:2022年4月7日(木)~6月12日(日)
開館時間:11:00~19:00
休館日:会期中無休
入場料:無料
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会
公式サイトで詳細を見る(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://designhub.jp/exhibitions/7470/

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