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【展覧会レポート】東京ミッドタウン「Street Museum 2022」

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update_2022.04.22

現在、東京ミッドタウンでは、街×ストリート×アートをテーマに据えた「Street Museum 2022」が5月29日(日)まで開催されています。展示されているのは「TOKYO MIDTOWN AWARD 2021」アートコンペ受賞者6組の作品。注目の若手作家が切り取った「今」を見ることができます。

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蛍光黄色が目を引くこちらは、画家の丹羽優太と屋台研究家の下寺孝典によるユニット「親指姫」の《映写車「電氣作用活動座」》。映写機や砲台から着想を得た映写車からは、江戸時代のなまず絵(なまずを題材にした錦絵の総称)を彷彿とさせる、"黒い何か"がうごめく様子を描いた映像が映し出されます。炭で描かれた黒い生き物が東京ミッドタウンの天井を思うままに動く姿からは、生命の力強さが感じられます。(通常は、映写車から天井に映像は投影されていません。作品前にあるモニターで、3月に作家が実際に東京ミッドタウンの街中を歩いてパフォーマンスをした時の記録映像が見られます。また、毎週土曜日に実施されるガイドツアーでは、実際に天井に映写車から映し出される映像を見ることができます)

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続いては草地里帆による《You Know Them, But You Don't Know Them.》(訳:知っている、だけど知らない)。座面には絹糸が使用されています。絹糸を作るカイコガは、5,000年以上前に家畜化され、現在まで遺伝子組み換えが行われてきました。草地氏は、遺伝子組み換えは本来の遺伝子の歴史におけるバグであると考えています。

私たちは普段ものを使用するとき、それが何であるかを認識しますが、その背景を意識することは少ないのではないでしょうか。「知っている、だけど知らない」のメッセージを感じ、今一度、日々の生活を振り返るきっかけになりそうです。

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また本作には、鑑賞だけではない面白い仕掛けが。フラッシュをたいて撮影すると、作品にとある変化がもたらされます。作品が示唆するメッセージに思いを馳せながら、新たな視点で観賞を楽しんでみてください。

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「夢」から着想を得た作品を多く制作している蔡云逸の《The Castle Inside Out》は、断片的な夢の中のストーリーを一つの大きな物語に繋げた作品。柱の各面には空っぽの箱や曲がりくねった道、ヘビや人など、メインの絵に関するドローイングやテキストが描かれています。

その中には夢分析論でも知られる19世紀に生きたスイスの心理学者・ユングの言葉も。タイトルに含まれている「Inside Out」は「裏返し」という意味ですが、一体何が裏返しなのか、考えながら見てみてはいかがでしょうか?

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ホームセンター店員をしている坂本史織の《私と東京ミッドタウン。》は、日常的に目にする商品の絵を多数貼り付けることで、1つの作品を完成させました。描かれている約50もの商品はすべて、自身が働いているホームセンターだけでなく東京ミッドタウンでも売られています。各商品を東京ミッドタウン内で探してみるのも面白そうですね。

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都築崇広による《汚れ山水》は、六本木周辺の街にある汚れを撮影し、特殊なプリンターを用いてコンクリートに投影した作品。一つ一つには「ヒルズの滝口」「地下荒野にて」などタイトルがつけられており、各タイトルの横にあるQRコードを読み込むと、作品の汚れの所在地を示すマップが現れます。

すべて会場から徒歩10分圏内に位置しているため、時間にゆとりがあるときに訪れて、「汚れ山水散歩」をすれば、汚れの中に思ってもみなかった美しさを見つけられるかもしれません。

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濃淡が異なる青色を用いて表現された、花や雲などがモチーフの《Blue tile》は、柴田まおによる作品です。東京ミッドタウン内には作品の背景にもなっている、木漏れ日をイメージした緑の印刷物のような人口的「自然物」が多くありますが、そういった作られた自然物と、その中を行き交う人々の間に生じる違和感を、対面に置いたモニターで表現しています。

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柴田氏は《Blue tile》の制作当時、多摩美術大学の4年生。コロナ禍でオンライン授業が増える中で感じた、画面に映し出される世界と現実の差も、作品作りのインスピレーションとなったそうです。

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6組それぞれの視点が追求された作品の並ぶ本展。毎週土曜日(4月30日を除く)には、作品の見どころや制作ストーリーをわかりやすくご紹介する無料のガイドツアーが開催されています。また、公式サイトでは、作品の見どころや制作ストーリーなど、作家本人の解説による紹介動画も公開されています。ぜひあわせてご覧ください。



編集部 丹羽

INFORMATION

Street Museum 2022
場所:東京ミッドタウン プラザ B1 メトロアベニュー
期間:2022年3月18日(金)~5月29日(日)
時間:6:30~0:30(プラザ B1 開館時間)
料金:無料
主催:東京ミッドタウン
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/street_museum/

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