東京ミッドタウン プラザB1F メトロアベニューでは2月7日(日)まで約200名の作品を匿名で展示販売するチャリティーアートイベント「匿名希望展」が開催されています。
参加しているのは、六本木未来会議にも登場した森永邦彦氏、小西利行氏、小山薫堂氏、丸山敬太氏らプロのクリエイターのほか、タレント、シェフ、美術学校の学生、小さな子どもたちなど、老若男女、経験も様々なアーティストたち。
第2回の開催となる本展では「匿名希望展」の名の通り、作者を明かさず匿名で販売することで、来場者は先入観なくアートを購入することができます。今回の作品テーマは‟私、あなたを「HAPPY」にさせるもの"。色・風景・時間・季節など作者が思う「HAPPY」が集いました。
メトロアベニューの壁には、キャンバスにアクリル絵の具で描いた絵画のほか、石や折り紙を貼ったユニークな作品、医療ゴーグルとマスクをかけた今日ならではの作品など、多種多様な「HAPPY」が一面にズラリと並んでいます。
作品の裏側には、作者名、職業、テーマとなっている「HAPPY」についてのコメントが記載されているとのこと。これは実際に作品を購入した人しか見ることができないため、選ぶワクワク、届くドキドキを味わうことができます。
本展のもう1つの大きな特徴は、購入者が自分の欲しいと思った作品に対して自分で金額を決めることができる点です(最低金額4,000円~)。
匿名希望展の収益(一部運営費を除く)はフィリピンのセブ島に拠点を構えるNPO法人「DAREDEMO HERO」協力のもと、キャンバスや絵の具、画用紙などに換えて、世界の子どもたちに届けられます。そして、子どもたちが描いた絵は再び翌年の匿名希望展で、展示・販売され、その収益がまた、画材となり子供たちに届き、彼らのアートに触れる機会を増やします。このように一時的な支援だけではなく、継続的な支援を可能にしています。
また、2019年に実施した第1回匿名希望展の収益は、新型コロナウイルスの世界的な影響により、貧困に苦しむ子ども達への物資支援としても活用。子どもたちが少しでも笑顔になるような取り組みを続けています。
本展を取材したのは開催日初日でしたが、販売サイトを見るとすでに半数以上が「SOLD OUT」。さらに、開催3日目には230作品すべてが完売しました。購入することはできませんが、オンラインでは引き続き作品を見ることができます。誰が描いた作品なのかを推測するのも、楽しみ方の一つですね。展示期間終了後にはどの作品を誰が手掛けたのかも明かされますので、詳細は公式サイトにてご確認ください。
編集部 高橋
匿名希望展
会場:東京ミッドタウン プラザB1F メトロアベニュー(プラザB1F インフォメーション付近 特設会場)
会期:2021年1月22日(金)~2月7日(日)
開催時間:11:00~20:00
観覧料:無料
公式サイト:
https://tokumeikiboten.com/museum/
Instagram:
https://www.instagram.com/tokumei_kiboten/
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