六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は、祖父江慎さんが選んだ『小学館の恐竜図鑑シリーズ』(小学館)。
祖父江さんのコメント
恐竜図鑑って、変わり続けてるのがいいですね。時間が経つと、いろんな発見や研究で、同じ恐竜の姿でもどんどん変わるんです。昔は火を吹いたりしてたのにね(笑)。四足歩行だったのが、二足歩行になったり体の色がわかってきたり。だから同じように見える図鑑でも10年前版、去年版、今年版......と年代順に並べていくと、違いが見えてワクワクがどんどん倍増していく。夏目漱石の『坊っちゃん』も時代によって文字組や書体が少しずつ変化しているんですよ。
さまざまな恐竜たちを、イラストと、豊富な化石の写真を使って説明。研究者の間でも意見が分かれているテーマについては、それぞれの学説をわかりやすく解説。子どもたちの「自分で考える力」を育てるビジュアル図鑑となっている。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
祖父江慎さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #123
祖父江慎(デザイナー)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/123_01/