六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は、安田侃さんが選んだ『KAN YASUDA Sculpture』(著:安田侃/Leonardo-De Luca Editori)。
安田さんのコメント
1985年、東京の「ギャラリー上田ウエアハウス」で、日本で初めての展覧会をしたんです。その時のカタログにイサム・ノグチ先生が寄せてくださった文章は、今なお困った時に引っ張り出しては読み返し、元気や勇気をいただいています。私にとっては、大切な書物みたいなものですね。私の紹介をしながらも、そこには芸術とはこういうものだというイサム先生の熱い思いが見てとれる。キュレーターや評論家が、「こんなイサム・ノグチの文章は見たことがない」と言うほど。決して長くはないですが、いかにイサム・ノグチという人がすごいかがわかる文章だと思います。
1991年、ミラノにて開催した初の大規模な野外個展「彫刻の道」展をはじめとした代表作を紹介する写真集。イサム・ノグチの他、ブルーノ・ムナーリの寄稿文等を掲載。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
安田侃さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #122
安田侃(彫刻家)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/122_01/