六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は、クリエイティブユニットSPREADの小林弘和さんと山田春奈さんが選んだ『DOMINIE-WERK Magazine No.26: BETON BRUT "THE BRUTALIST"』(WORK Pte Ltd)。
SPREADのコメント
両方に背があるんですよ。だから無理やりこじ開けるしかないんだけど、どっちがオリジナルの背なのか見定めて、カッターを入れて、バリバリッと開いた時は感動しました。読むといってもほとんどのページが黒だし、1ページずつきれいに剥がすのはまず無理なんですけど、こういう本をつくってしまう態度が素晴らしい。ここから何を読み取るかっていう、まさに抽象の塊ですよね。開いた分だけ本に記憶が残るのも、すごくいいなと思います。
シンガポール発のビジュアルマガジン。グラフィックデザイナーのテセウス・チャンとアートディレクターのマリナ・リムを中心に、企業やアーティストとのコラボレーションで制作している。第26号は、シンガポールの印刷所「Dominie Press」との協働によってつくられた、一風変わった本。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお楽しみください。
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クリエイターインタビュー #109
SPREAD(クリエイティブユニット)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/109_01/