六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」、2016年に開催した「六本木未来会議BOOKキャラバン」でも展示したものです)。今回は、塩田千春さんが選んだ『新装 ぼくを探しに』(作・絵:シェル・シルヴァスタイン 訳:倉橋由美子 / 講談社)。
塩田さんのコメント
クリエイションのスイッチを押してくれる本は、たくさんあるのですが、今日の気分でこの絵本にしました。何かが足りないと、コロコロと転がりながら欠片を探し、やっと見つけたと思ったら、大きさが合わなかったり、強く噛んで壊れてしまったり......。そうやって何かを探している状態って、自分の中にも常にある感覚なので共感できますし、お話としてもとても好き。友人に何度かプレゼントをしたこともあります。
シカゴ生まれのイラストレーター、シェル・シルヴァスタインによる絵本。主人公の「ぼく」が、野を越え、海を越え、あてどなく足りない"かけら"を探し求める。シンプルな線で描かれた普遍的なストーリーは、読む人によって様々な解釈を与える内容となっている。
塩田千春さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #107
塩田千春(アーティスト)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/107_01/