21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では9月23日(月・祝)まで、人がまだ気づいていない野菜のぜんぶについて、野菜が持っている機能美から栄養、おいしさまでデザインの視点で切り取った、「ZENB」の世界が体験できる展示が行われています。
「ZENB」は、ミツカンが人と社会と地球の健康を考え立ち上げた新ブランド。野菜を、普段は捨てている皮や芯まで可能な限りまるごと食べることで、「おいしい」と「カラダにいい」を、ぜんぶ楽しめる食生活を提供しています。
例えば、我々が普段食べているトウモロコシ。いつもであれば外側の実の部分だけ食べて、ほかは捨ててしまいますが、「ZENB」では実だけではなく芯までまるごと使用し、素材まるごとの栄養をおいしく食べることができるようにしました。「ZENB」は環境にも身体にも優しい製品なのです。
この「ZENB」プロジェクトに携わっていたのは佐藤卓氏。企画段階では「ZENB」とギャラリー3は結びついていなかったそうですが、プロジェクトを進めていくにつれ、その思いは変わっていったそうです。
「野菜と人間の新しい関係を探っているうちに、これは野菜をテーマにしたデザインなのでは?という考えに繋がりました。今我々が食べている野菜も、品種改良により人の手が加わったもの。これだけでもデザインと言えるかもしれませんし、今回はさらにそれにアイデアや手が加わっています。これはもうデザインと言える、と思い本展を開きました」と佐藤氏はコメントを寄せています。
本展では、野菜の基礎知識から、これまで知らなかったような豆知識など、パネルや体験を通して知ることができます。ただ文字情報で読むだけでなく、ポップなビジュアルと合わさることにより、野菜のぜんぶについて、楽しく学ぶことができました。
ギャラリー3でも皮や芯・種・さやまでまるごとつぶした濃縮野菜にナッツや雑穀、果汁を加えた野菜入りスティック「ZENB STICK」を試食することができますが、ミッドタウン内のレストラン6店舗では、「ZENB」ペーストを使った料理を楽しむこともできます。展覧会と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか?
編集部 高橋
野菜とデザイン
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
会期:2019年9月12日(木)~9月23日(月・祝)
開館時間:10:00~19:00
休館日:火曜日
入場料金:無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.2121designsight.jp/gallery3/vegetables_and_design/