六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」、2016年に開催した「六本木未来会議BOOKキャラバン」でも展示したものです)。今回は、津森千里さんが選んだ『TSUMORI CHISATO』(Rizzoli)。
津森さんのコメント
私の本なんですけど(笑)、「TSUMORI CHISATO」の30年近い仕事が詰まっています。デザイン画やいたずら書きを入れたり、旅先で撮った写真をコラージュしたりなど、好きなようにレイアウトして、やりたいことを全部この一冊に詰め込みました。津森千里120%って感じなんですけど、またやってみたいことを思いがけずいろいろ発見できています。
ブランド設立29年目にリリースした作品集。といっても年代ごとに整理されたマジメな本とは違い、津森さんご自身のドローイングやスケッチが満載で、ページをめくるたびに楽しませてくれるところは、洋服の世界観と一緒。アートディレクションは佐藤卓さんが担当。ファッションデザイナーの高田賢三さん、アートディレクターの葛西薫さんとの対談や、荒木経惟さん、小暮徹さん、蜷川実花さんなどによる写真も多数掲載された豪華な一冊。
津森千里さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #099
津森千里(ファッションデザイナー)前編
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/int99_01/