現在、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では、常に新しいクリエイションに挑戦し続けるファッションブランド『TSUMORI CHISATO』のデザイナー津森千里の過去のアーカイヴ作品やコラボレーション作品を展示する「WAKU WORK ―津森千里の仕事展―」が開催されています。
『TSUMORI CHISATO』は津森氏が好きなもの、興味のあることを、自由な発想で素直に表現したブランド。ガーリィでセクシー、大人のためのファンタジーがあふれる、ハッピーなテイストを提案しています。本展は、同ブランド設立29年を記念した作品集「TSUMORI CHISATO」の出版に伴い開催されました。
会場は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのような賑やかさ。津森氏は、自身の作品から私物までもが並んだ本展について「本当にいろいろな物があり、私の頭の中を覗かれてしまった、そんな感じです」とコメントを寄せています。
奥には大きな布でできた木が聳え立ち、来場者を歓迎します。天井からは、色とりどりの華やかな洋服が吊り下げられ、足元にはかわいらしいキノコがにょっきり。まさに360度、津森氏の脳内が広がっています。
こちらの作品の顔の部分には、展覧会のメインビジュアルにもなっている津森氏のイラストの輪郭が、まるで塗り絵のように使われています。髪の色が一体ずつ違ったり、目がキラキラと光ったり、洋服作品だけではない見所も満載です。
また、津森氏がイッセイミヤケインターナショナル在籍時に「イッセイスポーツ」のブランド名を変更し、チーフデザイナーを担当したブランド「I.S.chisato tsumori design」が限定復活。80年代に一大ブームを巻き起こしたブランドがよみがえります。購入も可能なのでこのチャンスにぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか?
会場は撮影や一部の作品を除いてSNSへの掲載もOK。「いつも、自分にとって何が面白いか、何を作ったら喜んでもらえるかを考えています。(中略)これからも情熱を持って、笑って、楽しんで!!」と語る津森氏の頭の中を、一度覗きに来てみてはいかがでしょうか?
また、六本木未来会議では11月に津森氏のインタビューを掲載予定。楽しみにお待ちください。
編集部 髙橋
information
WAKU WORK ―津森千里の仕事展―
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
会期:2018年10月6日(土)~10月24日(水)
開館時間:11:00~19:00
休館日:火曜日
観覧料:無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.2121designsight.jp/gallery3/waku_work/