六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」、2016年に開催した「六本木未来会議BOOKキャラバン」でも展示したものです)。
今回は、落合陽一さんが選んだ『エジソンの生涯』(著・マシュウ・ジョセフソン/新潮社)。
落合さんのコメント
20世紀のメディアは、エジソンからスタートすることがほとんど。動く映像を見せたり、蓄音機で音を聞かせたり、部屋が光ったり。見たことのない形や機能をしていて、我々の五感を対象にしている。今見ると極めて芸術的だし、空間インスタレーションのようなものともいえます。21世紀を象徴するものって何だろうと考えるきっかけにもなる、すごく好きな一冊です。
伝記作家のマシュウ・ジョセフソンが膨大な資料をもとに描いた、エジソン伝記の決定版。「機械技術の発明家」として、エレクトロニクスの文明に花を咲かせたことで知られるエジソンですが、実業家としては非常に苦悩したエジソン。そんなエジソンの生涯の功績を振り返ることができる一冊です。
落合陽一さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #78
青木保(国立新美術館長)×落合陽一(メディアアーティスト)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/78_01/